池田千恵さんの新刊の描いて共有!チーム・プレゼン会議術は
巻末のフレームワーク、スライドパターンを見るだけでも価値があります。
一人でもチームでも、このスライドパターンにアイデアを書き出すだけで
間違いなく、ビジネスはよい方向に動き出すでしょう。
プレゼンに勝つというゴールに向かって、仲間を巻き込みながら
一気にアクションを起こしましょう。
「チーム・プレゼン」とは、いったい何なのでしょうか?
池田千恵さんによると
この描いて共有!チーム・プレゼン会議術は、ぜひ会議の生産性で悩んでいる
ビジネスマンには読んでもらいたいです。
実際、この書籍は池田さん自身の悩みがきっかけになっています。
池田さんは、これを「バカだと思われたくない病」と命名していますが
私も含めて、多くの日本人もこの病気にかかっているのではないのでしょうか?
それについて以下引用します。
「こんなことを言ったらバカだと思われてしまうのではないか」「何も考えていないと思われるのではないか」 という怖さから一時的に自分を守ってくれる気がして、安心するからです。だから、まるっきり同意見でなくても、だいたい合っていたら「同意見です」ととりあえず言っておく、という癖ができてしまいました。私はこれを「バカだと思われたくない病」と名付けています。しかし、そのような意識に慣れてしまうと、考えることを放棄しているため、本当に発言すべきときに全く発言できなくなってしまいます。
考えることを放棄し、発言しないことは大きなチャンスロスです。
人と違うことを言えないのでは、今後マーケットがワールドワイドになったときに
海外の人間とのミーティングがうまくいくはずがありません
いつまでもドメスティックな会議=全員賛成型や発表型の会議をするのではなく
会議の手法を変えて、生産性を高めなければ
貴重な時間がどんどん失われていくだけで、何の結果も得られないです。
そして、この「バカだと思われたくない病」を至急治すための良薬が
描いて共有!チーム・プレゼン会議術なのです。
言い換えるとこの本を読んで、アクションを起こすだけで
思考停止状態を脱却できるのです。
池田さんの今後の働き方に関する冒頭の発言にも、とても共感しました。
自分たちの会議の生産性を上げたいと、もし、あなたが思ったなら
描いて共有!チーム・プレゼン会議術を本屋で立ち読みしてください。
(以下太字が引用です)
巻末のスライドパターンを見るだけで、この本が欲しくなるはずです。
何も考えず目の前の仕事を述懸命こなしていれば出世できた時代は、すでに終わりました。一方的に話を聞き、言われたことを忠実に実行するだけでは、先の見えない時代を生き抜くことはできません。「発表会」をただ聞くだけの受け身の姿勢から卒業し、自発的に物事を考え、新しい視点から変革を進めることができる会議手法が今、求められています。すでに決まっていることを報告する会議においては、今のままのスタイルも通用するかもしれません。しかし、まだ決まっていないことを決めていくことが目的の会議では、「もやっと」を、「もやっと」のまま発言しても否定されないこと、そして、「もやっと」のままでも周囲に意味が通じるようにすることが大事になってきています。長い人生、完壁なものを準備してプレゼンする機会よりも、日々の出来事でプロセスを意識して、日々判断を繰り返すこと のほうが、世の中には多いものです。だから今こそ、周囲を恐れずに発信するやり方を、学ぶ必要がでてきているのです。
会議のゴールを明確にしないのも日本の会社の良くないところなのですが
池田さんはその解決策も提示してくれています。
■会議で何を決めるのか?
■会議の成功の定義をする。
■万が一失敗した場合のフォローアップを
ホワイトボードに板書し、参加者全員がわかるようにしておくのです。
その際に終わったあとで言われたい言葉を想像する。
5W2H(いつ どこで 誰が 何を どのように なぜ いくらで
When Where Who What Hpw How Much) を意識すれば
会議のクオリティーは間違いなくあがります。
そして、それをホワイトボードに書き込み、みんなでゴールを目指せばよいのです。
もやっとした問題を明確にしていけるのです。
この見える化で、みんなの脳が可視化でき
チーム全員が共通の課題認識を持てるようになります。
そして、板書しながら会議が進むので、メンバーの参加意識が高まり
夫々のミッション、役割分担までもがこの場で決まっていくようになります。
このチーム・プレゼン会技術を採用することで
組織の中にチームワークが自然と生まれてくるのです。
会議の方法を見える化し、フレームワークに落とすだけで
組織は間違いなく風通しがよくなり、そして強くなるのです。
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キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)
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