幸運をつかむユダヤ式スピード・ラーニング(濱野成秋著)には
読書に関する強烈なアドバイスがいくつも登場します。
行動する読書に変えることが、なぜ重要なのかがこの一冊でわかります。
読むだけでは、ただの読書。読書と勉強の違いは、勉強はしっかり覚えること。言葉に出して記憶から取り出して語る作業は、ブッキシュな知識を経験知識に転換することであって、その作業によって、知識が血となり肉となって身につく最善の方法なのだ。(濱野成秋)
例えば、自分で読んだ一冊を読みっぱなしにするのではなく
人に説明すれば、声を出し、それを自分の耳で聞くことで
体験を通じて、記憶に残せるようになるかもしれません。
ちゃんと説明するには、一冊の本を要領よく整理しないといけないからです。
そのためには、その本を何度も何度も読み、書籍と対話をしないといけないのです。
ブッキシュな知識を経験知識に転換することはとても体力を使います。
書いたり、話したりコミュニケーションを通じて内容を伝えるためには
著者の視点に立ったり、聞く側に共感を与えないといけないのです。
骨子を整理し、どうすれば伝わるかを考え、書いているうちに
書籍を自分ゴト化できるようになっていきます。
幸運をつかむユダヤ式スピード・ラーニングで濱野氏は
電車内で座ってパソコンで勉強することが有効で
そのためには遠回りをしてでも、座って勉強すべきだと力説しています。
座ればパソコンが使え、車内が書斎となるのです。
本を読みながら、パソコンで文章を書くことで、頭が整理できるのです。
濱野氏は山手線に乗る場合、座れるルートの内回りの日暮里経由を
選択するそうですがこのくだりにはとても共感しました。
実際、内回りの日暮里ルートは座れる可能性が高く
私もあえてこのルートを使い通勤しながら
2011年に出版した一冊目の書籍の図解 ソーシャルメディア早わかりを執筆しました。
車内を書斎がわりにMacBookを使って、毎朝原稿を書いたのです。
この濱野氏の車内パソコン勉強法は
本当に効果がありますから、ぜひ、実践してみてください。
知識を吸収しながら、生産性も同時に上げられます。
通勤時間で本すら書けると気づいたことで、
今では私の車内での隙間時間は書く時間に進化し
毎朝ブログを書くことで、いろいろな情報が繋がるようになりました。
パソコンに書き込む作業は、知識を身につかせる大事な作業。じっくり読んでパソコンに書き込むか、ただ読むだけか。それによって、俄然、知識量が違ってきます。カバンに入れるものも違ってきます。読んで書くというのは、読み進めた部分をワープロでまとめるか、あるいは何冊とすでに読んだもので、しっかり知識として定着したものを素材に、自分の見解を主軸としてワープロでまとめ上げるか、です。
自分ゴト化するようになったのです。
コミュニケーションの幅も広がりました。
車内での隙間時間を活用すること、読書ログをブログにつけ
それを読み返すことで、記憶を強化できるのです。
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