自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニング(椎名規夫著)の書評 実践人を褒め、自分を褒めることを習慣化しよう! #習慣化

自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニング椎名規夫著)は
アメリカ生まれのNLPを日本人向けにわかりやすく説明した電子書籍です。
鬱で苦しみながら見つけた椎名氏の人生への処方箋は素晴らしく
コミュニケーションや生き方で悩んでいる方にはお薦めの一冊です。

人間というのはいつも、安心・安全・安定した状態でいたい生き物だそうです。「不快」より「快」な状態でいたい生き物です。ですから、太郎君が「人前で積極的に話さない」というプログラムを持つことは、当然のことかもしれません。人前で話すと思わず赤面してしまったり、極度に緊張してしまう人も、過去の恥をかいた体験が影響している場合があるようです。(※太郎君は本書の中のケーススタディ)

以前の失敗が心のブレーキになり、それを不快と感じれば
人は積極的に話せかったり、行動できません。
私も小学校低学年の時の発表の失敗から
以前は人前で話すのが、あまり好きではありませんでしたが
2010年に自分を変えるために USTREAMの番組で話し始めました。
不思議なことにそれ以来、話すことが「快」となり
今ではセミナーなどで話すことも苦にならなくなりました。

USTREAMで番組を始めた時に、ソーシャルメディアの視聴者や番組をご一緒した方が
意外なことに私のコメントを面白いと褒めてくれたのです。
自分の中で何かが変わった瞬間でした。

私は周りの人のねぎらいや称賛がキッカケになり、自分の行動を変えられたのです。
著者の椎名氏は周りの人を癒やす言葉を他者にかけるとよいと言います。

「一緒にいてくれるから、僕はいつも安心できるよ」「今日も一日、ご苦労さん」人は、他人からの称賛がないと生きていけない動物です。それを知ってしまったら、周りの人を癒やすねぎらいの言葉をかけましょう。そして、もし、あなたにねぎらいを言ってくれる人がいなかったら、自分を鏡に映して言ってください。鏡に中にいるあなたは、いつも頑張っているあなたのそばにいる一番の理解者なのです。いつまでも、ねぎらってください。

また、自分の行動に課題が見つかった時には
未来の理想の自分と今の課題を抱える自分を比較するとよいと言います。
私は7年前にアルコール依存症で苦しんでいましたが
この手法で病気を克服したので、この話には共感しました。
以下、自分とまわりを変える魔法のNLP実践トレーニングから引用します。

NLPでは、理想的な未来像と、現状がこのまま続いた未来とのギャップを問題と言います。そういう意味では、問題は未来にあるのです。さて、この現状と未来のギャップである、問題を明確にすることは、解決行動を明確にしてくれる働きもしてくれます。ギャップが明確になれば、それを埋める解決策は簡単です。そして、その行動は小さな行動でいいのです。小さな行動がすべてを変化させてくれます。

家族との大事な時間を過ごしている未来の自分
本を書いて活躍している自分、痩せている未来の自分などを必死にイメージして
お酒を飲んでいる自分とのギャップを整理し、どちからの未来が良いかを考えました。
その結果、アルコールは
■家族とのコミュニケーションを阻害するもの
■自分の時間を奪うもの
■健康を害するもの という「悪習慣」だと脳に刷り込んで行ったのです。

それ以来、飲まないことを習慣にし、1日1日続けてみたのです。
夜眠る前に「今日も1日飲まないでいられました」と感謝の言葉で
締めくくることを習慣化したのです。
飲まないという最初の小さな一歩を始め、それを毎日積み重ねたおかげで
今の私はアルコールを完全に断ち切り、自分の時間を持てるようになったのです。
何かをしようと思って、心がブレーキを踏んだら
As ifの考え方」を取り入れるとよいと椎名さんは言います。

この考え方を実践したの椎名さんの会社はどんどん良くなっているそうです。
椎名さんの会社の朝礼の言葉がとても素晴らしかったので、紹介します。

私たちは、変化を楽しみ、常に挑戦します。私たちは「できない」「無理です」「時間がない」「難しい」という言葉が嫌いです。もし、そんな言葉を思い浮かべたときは、時制を未来にして物事を見直します。「もしできたとしたら……」「もし協力してくれる人がいたら……」「もし時間が十分にあったとしたら……」「もし簡単にできるとしたら……」このような質問を自分にして、いつも前向きに取り組み、最初の1歩を踏み出します。そして行動、実践することで問題が変化していくことを知っています。私たちは、成果が上がる言葉遣い・思考法・態度でお客様と接します。

言い訳などを考えて、自分で自分にブレーキを踏むのはやめた方が良さそうです!
時制を未来に置き換えて、考え直す習慣を身に付けたいものです。
もし、「時間がない」が頭に浮かんだときには
今後はこの文章を思い出し、行動を変えていきたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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