リンダ・グラットンの言葉から未来を予想してみた! #習慣化

未来企業のリンダ・グラットンのインタビューが
雑誌PRESIDENT  2014年 9/1号に掲載されていました。
少し古い記事ですが、未来を考える上で参考になったので、引用します。

世界は大きく変わりつつあり、今後数十年間にこの変化はさらに加速して複雑になるでしょう。私たちの生活に特に大きな影響を与えるのがテクノロジーとグローバル化です。たとえば2020年までに世界の50億人かインターネットで繋がると言われています。巨大都市圏や農村部でも進み、これまで存在しなかった「グローバルな意識」が生まれます。つまり、26歳の日本の若者とムンバイ、シンガポール、サンフランシスコの26歳の青年が繋がることで国境を越えた世代共通の意識が生まれるでしょう。グローバル化は社会、ビジネスに大きな影響を及ぼします。とくに新興市場では中聞層が台頭し、小売業ではこれまでにない顧客層が誕生します。

日本にいると世界の変化になかなか気づけません。
多くの日本のメディアは海外の情報を報道しないからです。
いつの間にか日本はローカルな国家となり
グローバルな成長とは距離を起き始めているような気がします。

Cnetの報道によると世界のインターネット人口が30億人を超えたそうです。
世界はどんどんネットとソーシャルメディアで繋がり
そのパワーは先進国だけではなく、発展途上国にも広がっています。

国連機関の国際電気通信連合(ITU)は、世界のインターネット利用人口が30億人を突破したと発表した。2014年の世界のインターネット利用率は、6.6%増加したという。

インターネット人口は年々増加し、今年は30億人を突破しました。
この流れは途上国に広がり、情報の格差は無くなっていくのです。
数年後には、世界中全ての人にチャンスが与えられる時代になっているかもしれません。

同報告書に盛り込まれた最新のデータでは、インターネットの利用率が着実に増加しており、2014年の伸び率は世界全体で6.6%であることが分かった。このうち、先進国のインターネット使用率は8.7%増、途上国は3.3%増となっている。

リンダ・グラットンが予測しているように、やがてはネット人口は50億になり
グローバル化が進展していくことは間違いありません。
LCCで国家間の移動のコストは格段に下がり、障壁がなくなります。
来年にはASEAN10の統合で、東南アジアを中心に、人の移動は加速します。

ソーシャルメディアとリアルのコミュニケーションが
ますます、活発になり、消費を変えていくことでしょう。

先月、ジャカルタで日本語の話せるインドネシアの若者と交流してきましたが
彼らはFacebookとスマホを日本人以上に使いこなしています。
帰国後もFacebookで何人かとメッセージをやり取りしてますが
彼らは漢字でのコミュニケーションも難なくこなしています。

そして、彼らは日本人とのコミュニケーションを望んでいます。
また、日本での就職にも積極的です。
彼らとのコミュニケーションが密になればなるほど
観光や流通などの業界によい影響を与えるはずです。
インバウンド、アウトバウンド共にインドネシアなどの新興国に対して
しっかりとしたアプローチをすれば、新たなマーケットが取れるはずです。

先日もタイのブロガー(@kree_pasaweeさん)と浅草を散策しましたが
彼女は今年4回目の浅草だと私に自慢していました。
実際、浅草の街並みに精通していて、美味しいお店にも詳しかったです。
(写真は浅草ビューホテルさまからの富士山です。
今回、浅草ビューホテルさまには大変お世話になりました!

ありがとうございました。)

驚くことに普通の日本人よりはるかに銀座や六本木のトレンドに精通していました。
今回の彼女の希望は浅草での着物での観光でした。
彼女の着物を美しいと言って多くの海外からの観光客が撮影していました。

@kree_pasaweeさんはソーシャルメディアで
積極的に情報発信して、日本の美しさや文化、食事などを
タイの人々に伝えてくれる観光エバンジェリストなのです。

ソーシャルメディアで浅草での着物散策のツアーを
彼女と一緒に売り出せば、間違いなくヒットすると思います。
多くの海外旅行者が日本人らしい体験を希望していて

Facebookなどのソーシャルメディアから情報を取得しています。

上手に情報発信すれば、必ず海外の観光客に見つけてもらええるのです。
今、新興国には、@kree_pasaweeさんのようなブロガーが増えています。
インフルエンス能力のある彼女のような人たちを
今後はどんどん日本の企業に紹介していきたいと思います。

グロバールな観光客を満足させるサービスを生み出し
中間層、富裕層にソーシャルメディアでアプローチすれば
喜んでお金を使ってくれると私たちは考えています。
数年後には、世界中の中間層が日本が選んでくれるようにアイデアを練りたいものです。

観光などのインバウンドだけでなく、
海外に日本のプロダクトやサービスを提供することも可能です。
その際も、本物の日本らしさを演出することが大事なのです。

来月にはドバイでのヒアリングを予定しています。
自分の目で中東とアフリカのハブを体験して、皆さんにお知らせしたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!
 
Photo Credit

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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