以前の私にとって、アフリカはとても遠い国でした。
それが、そのアフリカが最近では身近に
感じられるようになったのですから、人生とは不思議なものです。
昨年の夏前まで、私にとっては中東やアフリカは
とても遠い国でしたが、人生には面白いことが引き寄せられてきます。
ドバイとのビジネスが突然、昨年の秋からスタートして
今はドバイをゲートにして、アフリカへの進出などを妄想しています。
そんなタイミングで書店で手にしたのが、佐藤芳之氏の
歩き続ければ、大丈夫。アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙でした。
現在75歳の佐藤氏のこの書籍は若い世代だけでなく
間違いなくおじさん世代も元気にできる一冊です。
51歳になって、本業の広告業とはあまり関係のないドバイとのビジネスを
スタートしようと考えている私にとって
この佐藤氏の本には出会うべくして出会った一冊と言えるのかもしれません。
著者の佐藤氏はケニア有数の食品会社ケニア・ナッツ・カンパニーの代表で
現在はルワンダでのビジネスに取り組んでいる起業家です。
私が生まれた1963年にガーナ大学に留学して
アフリカとの関係を50年以上も続けている経営者です。
そして、彼はアフリカの成長のために利他の心で会社を現地人に譲渡します。
36年間、手塩にかけたケニア・ナッツ・カンパニーを
「収入が増え、生活が安定すれば、いろいろなチャンスが生まれる」という発想で
幹部社員らにすべて譲り、経営もケニア人に委ねてしまうのです。
現在は内戦で有名なルワンダで、現地の方々の支援のために
再びナッツの苗を植え始めたのです。
その佐藤氏の言葉が連なる本書は、冒頭から読んでいてとてもワクワクします。
人生に無限の可能性なんてないのだけれど、最初の一歩を踏み出せば、今は想像もつかないほど遠くまで行けるかもしれない。(佐藤芳之)
何かをしたければ、躊躇せずにやるべきなのです。
若い頃の私はそのルールがわかっていなかったので
やりたいことを絶えず探し続けていました。
要はチャレンジする勇気がなく、なかなかアクションを起こせなかったのです。
私は31歳の頃にインターネット
44歳でiPhoneとソーシャルメディアに出会うことで
徐々にやりたいことが見つかり、少しづつですがチャレンジを開始しました。
この数年はこのブログや書籍でのアウトプットを続けてきましたが
いよいよ自分のやりたいことが、ソーシャリアルのご縁から見つかったのです。
遠回りをしてきましたが、ようやく時代と私の感覚が合致して
本気でやりたいと思えることが見つかったのです。
ドバイ、インドネシアと日本を拠点にして
新たなチャレンジを近々開始しようと思っています。
51歳になって人生がこれほど楽しくなるなんて、20代の頃に想像もしなかったのですが
やりたいことを見つけるために好奇心を持って歩き続けてきて本当によかったと思います。
でも、二〇代、三〇代の頃はわからなかった。ひょつとすると、四〇代の頃も気づいていなかったかもしれません。でも、七五歳になった今なら、確信をもってはっきりといえます。人生は、みなさんが思うよりもずっと長いのです。
佐藤氏は本書で人生は本当に長いと書いています。
確かに人生50年の時代であれば、私は亡くなっていたかもしれません。
しかし、現代に生きている私はラッキーなことに健康で頭もまだまだ働きます。
友人にも恵まれ、いいネットワークが気づけています。
おまけにネットと交通の発達のおかげで、簡単に国境まで越えられるのです。
このチャンスを活かさない手はないのです。
昔は「人生五〇年」といわれましたが、今の時代は「人生一〇〇年」としてもあながち嘘とはいえません。多くのみなさんにとって明らかに、これまで「生きてきた時間」よりも、これから「生きていく時間」のほうが長いのです。時間はたっぷりとある.そして、人生は思いもよらない可能性に満ちています。今は想像もできないよう旅が待っているかもしれない。だとしたら。やりたいことががあるのに動きださずにいるのは、もったいなさすぎます。
本当に人生は思いもよらない可能性に満ちています。
佐藤氏はたとえ失敗してもチャレンジすべきだと言い切ります。
失敗することがわかっていても、やらないよりやったほうがよいに決まっています。
よく「やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいい」なんていいますが、やって後悔することなど、まずないのです。
これからのビジネスで失敗する可能性も当然あるのですが
まずは、可能性にかけてチャレンジしてみようと思います。
この年になってやりたいことが見つかって
これほどワクワクするとは、思ってもみませんでしたから!
最後に佐藤氏の元気のなる言葉を紹介して、今日のブログを終わります。
つらい時、どん底にいるときほど明るく生きる。「根拠のない自信」がパワーを発揮するのは、まさにそういう時です。
これからも何があっても笑顔で生きていきたいものです。
そうしていれば、必ず良いことが起こる!と本書で佐藤さんは教えてくれています。
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