未来への決断―大転換期のサバイバル・マニュアルの中で
ドラッカーは勉強の重要性を語っています。
知識社会では、知識を有するあらゆる者が四、
五年おきに新しい知識仕入れなければならない。 さもなければ時代遅れとなる。このことは、知識に対して最大の影響を与える変化が、 それぞれの知識の領域外で起こるようになっていることからも、 重大な意味をもつ。
私たちは学校を卒業した後も、絶えず新しい知識を
手に入れ続けないと生き残れない時代を生きているのです。
これは、ある意味刺激的です。
自分を成長させられる時代を生きられると思うとより楽しくなります。
ドラッカーはネクスト・ソサエティで
知識が簡単に世界中を移動するから、競争は激化すると予測していました。
実際、教育を受けたアジア、アフリカの中間層が世界中に移動し始めています。
この人的資本を使わない手はないのです。
知識社会としてのネクスト・ソサエティには、三つの特質がある。第一に、知識は資金よりも容易に移動するがゆえに、いかなる境界もない社会となる。第二に、万人に教育の機会が与えられるがゆえに、上方への移動が自由な社会となる。第三に、万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、成功と失敗の併存する社会となる。これら三つの特質ゆえに、ネクスト・ソサエティは、組織にとっても一人ひとりの人間にとっても、高度に競争的な社会となる。
私はこのネクスト・ソサエティにとてつもないチャンスを感じています。
人口が減少している日本では、多くの業界で人が不足し始めています。
特に、IT業界での労働者不足は深刻な状況になっています。
IT人材白書2014を見ても、IT企業の慢性的な人不足がわかります。
IT業界の人材供給基地として数年前からベトナムが注目され
実際にオフショア開発やベトナム人の来日が盛んになっています。
ベトナム以外の東南アジアで、昨今注目されているのがインドネシアです。
若年人口が多く、日本語学習も中国に次いで多いエリアで
大学や専門学校の質も上がっています。
インドネシアの若者の多くが親日で日本への来日希望も高く
私たちはインドネシアの若者に可能性をとても感じています。
私たちが昨年ジャカルタで行ったグループインタビューでも
多くの若者たちが、日本での就職を希望していました。
インドネシアの若者のインタビューから
WEBマーケティングやIT、旅行、サービス業などにチャンスがありそうです。
実際、これらの業界ですぐにでも働けそうな即戦力の若者を何人か見つけました。
また、先日も日本のあるIT企業で働くインドネシア人と話す機会を得ましたが
彼の情熱と行動力は素晴らしく、多くの企業で通用するスキルを持っていました。
彼のインドネシアの友人たちも日本への就労に興味があるそうです。
私たちはインドネシアの若者に魅力を感じています。
近々、日本のIT企業とインドネシアの若者との
新たな取り組みをスタートしたいと考えています。
インドネシア人の知識を日本で活用するネクスト・ソサエティを生み出すために
新たなプロジェクトを動かし始めているのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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