コミュニケーション100の法則(伊藤守著)の書評

鹿はその駿足によって、鮫はその鋭いキバによって、亀はその甲羅によって、人間はコミュニケーションによって、生存を可能にしている。
鮫のように相手を攻撃したり、鹿のように逃げだしたり、亀のように甲羅の中に閉じこもるような生き方はお止めなさい。(伊藤守)

コミュニケーション100の法則伊藤守著)のこの言葉は素晴らしいですね。

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コミュニケーションは人間の特権なのです。
この特権を私たちは活用しきれていません。
ある時には勇気が足りず、あるいは、相手を尊重できなかったりと
コミュニケーションには反省が付きまといます。

上手くいかないからといってコミュニケーションをやめてはいけません。
自分から一歩前に進んで、声をかけない限り
コミュニケーションは、改善しないのです。
多くの場合、相手はあなたからのコミュニケーションを待っています。
勇気が人間関係を良くするのなら、味方をつくるためにアクションを起こしましょう。

コミュニケーションがあなたを疲れさせるのではない。コミュニケーションできなかったことがあなたを疲れさせる。あのとき、ああ言えばよかったとか、ほんとうはどう思われているんだろうとか、もっとちゃんと聞けばよかったとか、思い切って言ってしまえばよかったとか。

しっかりと聞く、しっかりと伝えることをいつでも意識しましょう。
その勇気がやがて大きな引き寄せをもたらすはずです。

チャンスは友人の友人から運ばれてきます。
弱い紐帯の強みと言われるような知り合いを増やせれば
自分にチャンスを引き寄せる可能性が高まります。
あまり親しくない人とも積極的に付き合うのです。
意識の高い仲間が集まるコミュニティには、積極的に参加しましょう。
勉強会やセミナーに出かけて、向上心の高い仲間をどんどん増やせば
そこから、面白い話が運ばれてくるのです。

知らない人とコミュニケーションを交わす機会を持ちなさい。知らない人と話すとき、よりくっきりと自分を知ることができるでしょう。そして、自分の枠を越える機会とすることもできるでしょう。

知らない人と話すことで、新たな自分の価値に気づけます。
仲の良い人からは教えてもらえない自分の魅力が見つかるかもしれません。
コミュニケーションはキャッチボールですから
良いボールを投げていれば、誰かがあなたの魅力を覚えてくれて
次には、良いボールを投げ返してくれるのです。

社交的な性格の人がいるわけではない。コミュニケーションに勇気をもって飛び込んでいる人がいるだけ。

ですから、いつでも明るく振舞いましょう!!
自分から、話しかける勇気さえあれば良いのです。
相手はあなたが声をかけてくれるのを待っているのです。

時にはあなたを待っていない人もいる。なぜ、 10人の人に声をかけて 9人の友だちを得ることよりも 、1人の人に断られて嫌な思いをしないですむことを選んでしまうのか。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: ‘So the breath turns white’ via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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