生きるための最高の知恵 :ビジョナリーが未来に伝えたい500の言葉の書評

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生きるための最高の知恵 :ビジョナリーが未来に伝えたい500の言葉
ケヴィン・ケリー
日経BP

生きるための最高の知恵 :ビジョナリーが未来に伝えたい500の言葉の要約

未来思想家ケヴィン・ケリーは、テクノロジーと人間の関係に希望を見出し、想像力・行動力・楽観主義の大切さを語り続けてきました。失敗や危機も学びと捉え、決してやめずに挑戦し続けること。彼の500の言葉には、人生や起業のヒントが凝縮されており、読むたびに背中を押されます。「成功の99%は、やめなかった結果である」という言葉は、まさに時代を切り拓くすべての人への応援メッセージです。

諦めなければ、やがては成功にたどり着ける!

大切なのは、やめないこと。成功の99%は、やめなかった結果である。成功とはたいてい粘り勝ちなのだ。(ケヴィン・ケリー)

この一文を、私は毎日のように噛みしめています。これは、未来思想家ケヴィン・ケリー生きるための最高の知恵 :ビジョナリーが未来に伝えたい500の言葉の中で語った、人生を変えるほどのパワーを持つ言葉です。(ビジョナリーが未来に伝えたい500の言葉の関連記事

実は今回、本書を再読したのは、私が講師をしているイノベーション読書会でこの本を取り上げることにしたのがきっかけでした。久しぶりにページをめくる中で、改めて気づかされることがたくさんありました。

私自身、「ビジョン日記」という習慣を通じて、毎朝このケヴィン・ケリーの言葉を記しています。不安や迷いに包まれる日もあります。でも、そのたびに思い出すのです。「やめなければ、必ず道は拓ける」と考えることで、静かに背中を押されるのです。

これまでにも、読書メモとして彼の言葉をいくつも書き留めてきましたが、再読によってその一つひとつが、また新たな意味を帯びて響いてきます。

ケヴィン・ケリーは、テクノロジーと人間の関係について、ポジティブな未来を示し続けてきた希代の思想家です。巨大テック企業の総取り現象や、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスらの活躍をいち早く予見したことで、「ビジョナリー(予見者)」とも称されています。

彼は未来を語るだけでなく、そこに生きる私たち一人ひとりがどうすれば「よりよく生きられるか」を真剣に考え抜いてきました。

そんな彼が68歳の誕生日に、自分の子ども――成人を迎えたわが子に向けて書き始めたのが、本書『生きるための最高の知恵』になります。人生を通して学んできたことの中から、「もっと若いときに知っておきたかった」と心から思う500のアドバイスを、数年かけて一つひとつ丁寧に書き留めていきました。それは、テクノロジーの最前線を走り続けてきた彼だからこそ見えた、「幸せな人生をかなえるための知恵」でもあるのです。

本書に収められた500の言葉は、どれもが行動のトリガーとなり、読むたびに勇気をもらえます。 たとえば―― 「実践こそ、最高の教師」
「ときどき失敗しない人は惰性で生きているだけだ」
「どの道に進めばいいか、判断に迷う時には変化をもたらす道を選べ」
「 5年後のあなたはきっと今日始めていればよかったのにと思うだろう」
こうした言葉には、失敗を恐れずに動き続けるという、ケリーの人生哲学が凝縮されています。

起業家に必要な3つのこと

長い目で見れば未来をつくるのは楽観主義者だ。楽観主義者であるために人類が生み出す問題の数々を無視する必要はない。人類の問題解決能力が大きく改善すると想像するだけでいい。

ケリーのメッセージの中でも、私が特に深く共感しているのが「楽観主義」の考え方です。この言葉には、これからの時代を生き抜くための力強いヒントが詰まっています。楽観主義とは、現実逃避ではありません。

むしろ、目の前にある課題を正面から見据えながらも、「私たちはそれを乗り越えられる」と信じる力です。想像力とは、未来への信頼でもあるのです。 私はこれまで多くの起業家と出会ってきました。その中で成功を手にした人たちは、例外なく「やめなかった人」です。

プロダクトがうまくいかなくても、資金繰りが厳しくても、周囲の理解が得られなくても…それでも続けた。なぜなら、彼らは「自分の描く未来」を信じていたから。つまり、「想像する力」を手放さなかったのです。

起業の現場で求められるのは、まさにこの楽観主義です。誰もが無理だと思うアイデアにこそ、未来がある。周囲に理解されなくても、それが「自分にとっての真実」なら、実験を続けることです。

どんなに素晴らしいアイデアがあっても、途中で諦めてしまえば、それは実現しません。逆に、平凡に思える行動でも、それを続けることで、誰にも真似できない成果へとつながっていくのです。

また、「危機に見舞われたときはそれを無駄にしてはならない。問題を経験せずに進歩はない」 という言葉は、まさにすべての起業家に届けたいメッセージです。ビジネスの世界では、思い通りにいかないことの方が圧倒的に多い。でも、その「思い通りにいかない瞬間」こそが、次の進化のチャンスなのです。

問題を避けるのではなく、そこから何かを学び取り、次に活かすこと。危機をただの「障害」と見るのではなく、「成長の材料」として使うこと。そうした姿勢が、起業家を一段上のステージへと押し上げてくれるのです。

私は、ケヴィン・ケリーの言葉に触れるたびに、「もう一歩、進んでみよう」と思えるようになりました。やめないこと。想像すること。そして、未来を信じる楽観主義を持ち続けること。この3つの力を育みながら、どんな困難にも希望の糸を見つけ出せると信じています。

これからの時代、ますます変化は激しくなります。けれど、変化の中で「自分のビジョン」を信じ、行動し続ける人だけが、新しい未来を創っていけるのだと思います。

あなたの中にも、まだ形になっていない「かもしれない」が眠っているはずです。それを信じ、育てること。諦めずに歩みを止めなければ、必ず何かが動き出します。

だからこそ、私は今日もこの言葉を胸に、前に進み続けます。 「成功の99%は、やめなかった結果である」

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

Ewilジャパン取締役COO
Quants株式会社社外取締役
株式会社INFRECT取締役
Mamasan&Company 株式会社社外取締役
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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