「バケモノの子」の鑑賞記録

昨日、娘と一緒に映画バケモノの子を観てきました。
スクリーンショット 2015-07-26 9.21.23

子供のアニメだと思い、あまり期待せずに出かけたのですが
これがとても素晴らしい作品で、いい意味で期待を裏切られました。

本作は、孤独な二人(バケモノの熊徹と9歳の少年九太=蓮)の成長物語です。
熊徹は、武道の達人ですが、心の修行が足りないため
多々良百秋坊など一部の理解者以外からは、疎まれています。
そこに人間の少年の九太(蓮)が現れ、当初はぶつかり合いますが
やがて、お互いの価値を認め合えるようになります。
二人は師弟関係を結ぶことで、互いに成長していくのです。
師匠の熊徹が、武道以外なにもできないという設定が面白く
二人がカバーしながら、成長していく様子が今時なのかもしれません。

九太は亡き母親との約束のために、熊徹の動き(型)を追いかけるようになります。
熊徹の足の動きをモデリングすることで、武道のコツをつかむのです。
このモデリングを続けることで、九太はどんどん強くなります。
9歳から青年期までの二人の練習風景の描写がとても美しく
成長物語、映像という二つの点で、私の印象に残りました。

また、親子愛、師弟愛、バケモノの世界(渋天街)と渋谷の街が
交差するストーリーは面白く、最後まで、楽しめました。
特に、渋谷の街の描写は、リアリティがあり
実際の渋谷を思い出しながら、この映画を楽しめました。
懐かしのハーマン・メルヴィルの「白鯨」もストーリーに彩りを加えています。

子供がいる人は親子で観て、感想を語り合うとよいでしょう。
私は映画が終わったとで、子供の目がキラキラ輝いているのを見つけました。
家族で、バケモノの子の良さを確認しましたが
親の視点、子供の視点、それぞれで感じることは異なりますが
成長するぞ!という意識は高まりました。
登場人物に感情移入するとより楽しめそうなので
すぐにアマゾンでバケモノの子を購入してみました。
親子で、本も楽しんでみようと思います。
バケモノの子のストーリーはこちらから。

ちなみに本作は、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」で
有名な細田守氏が監督・原作です。

ネタバレにならないように書きましたが、おじさんも楽しめる映画です。
家族で夏休みに見ると、会話が弾むと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
   

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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