週末、娘と「コクリコ坂から」を見ました。
私が生まれた1963年の横浜が舞台になっています。
育ったのが東京の蒲田だったので
子供のころよく桜木町や関内に行きました。
映画の中の1963年の桜木町の駅や
横浜の坂道は少し時間的にはずれがあるのですが
子供の時の記憶の中のものに近く
映画を見ていて、何とも言えぬ懐かしさを感じていました。
昭和の景色を見ると、
おじさん世代はなんだかほっとします。
そして、今日7月22日に桜木町に仕事で降り立ちました。
私の子供の頃の桜木町とは違った
モダンな「みなとみらい」が
当たり前ですが広がっています。
「みなとみらい」に来るたびにきれいになっています。
しかし、人工的な町に降り立っても
生活感があまり感じられず
感動は少ないですね。
映画の中の横浜はまだまだ、まずかしかったのですが
成長と希望に満ちあふれていました。
「上を向いて歩こう」
というヘッドコーピーが似合う時代でした。
今の日本人の生活は
物質的には満ち足りていますが
放射能やら不況やら政治不信やら
閉塞感が漂っていて
元気がなくなっています。
「コクリコ坂から」のあの頃には戻れませんが
上を向いて歩いていくことは可能です。
横浜からの帰り道は元気に
歌でも口ずさんで帰ろうと思います。
コメント