日経新聞に連載されている
「大震災 日本を立て直す」が面白い。
今日4月27日はニューヨーク前市長の
Rudolph Giuliani(ルドルフ ジュリアーニ)が登場しています。
2001年のアメリカ同時テロ時に
ニューヨーク市長であったジュリアーニ。
特に危機管理が評価され
ニューヨーク市民からも人気がありました。
そのジュリアーニのインタビューでの発言をいくつか
今日は紹介してみます。
「テロの経済的打撃も大きかった。
だからブロードウェーの俳優には
『仕事に戻れ』と促した。
『レストランを開け』
『野球を再開しろ』と
10日目には自らコメディー番組に出演し
『みんな笑っていいぞ』と言った。」
さすがに政治家がコメディー番組に出演することは
日本では顰蹙を買うかもしれません。
しかし、普段に戻る、日常に戻ることが危機管理では
重要なことです。
今回の東日本大震災が起こってから
一ヶ月以上時間が経過していますが
日本の政治家からは残念ながら
このようなメッセージはあまり聞きません。
「人々の目を未来に向け
『いつまでもこの状態が続くわけがない』と
思わせることだ。
個人の鬱状態と同じく、
社会の鬱状態の主な原因は
先行きの展望の欠如だ」
このジュリアーニの未来志向の発言は目を見張ります。
関東大震災後、後藤新平も復興の未来図を
すぐに発表しましたが
今の日本のリーダーには
この未来志向の提言が有りません。
「日本の大部分は今まで通りだ。
教育水準が高く、
創造性あふれる人々が暮らししている。
東京には10回以上行ったが、
人混みだらけで時速180キロで走っているかのような、
都会育ちの私好みの街だった。
今は抜けがらのようだと聞いた。
東京が危ないのではないだろう。
東京が普段通りに暮らせば経済も活性化する。
それを人々に伝えるのが指導者の仕事だ。
2年後の日本はより強い国になっていることを信じる。」
実際、東京の繁華街が自粛ムードに覆われています。
これも、先行き、未来への不安の裏返しだと思います。
自粛ではなく、今までと同じ
普段通りの生活を心がけていきましょう。
日本のリーダーから未来への期待を感じられるような
情報発信されない以上
私たちがそれぞれ、
ソーシャルメディアで
メッセージを作り出し、
みんなと繋がって、
元の普段通りの生活をしていきましょう。
外食もする!
本も読む!
音楽を楽しむ!
旅行に行く。
美術館でデートする!
公園で子供と遊ぶ!
3月11日以前の普段通りの生活と
未来の夢をソーシャルメディアで今後も発信していきましょう。
目前に迫ったゴールデンウイーク!
みなさんの日常をソーシャルメディアで情報発信して
普段の生活で繋がって
日本のムードを変えましょう。
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