なぜ繰り返し伝える必要があるのか?ダン・ケネディを事例に考えてみる。

ダン・ケネディはしつこく伝えることの重要性を次のように語っています。

『伝えたいことを伝え、伝えて、ちょっと違う形でもう一度伝えて、さらにちょっと形を変えてもう一度伝えて、それから、何を伝えたかを伝える』スピーチでもセミナーでもそうしているし、セールスレターでもそうしている。

新しいアイデアや情報を信じて受け入れるためには
何度も繰り返すことサプライズが基本になります。
情報が大爆発しているソーシャルメディア時代の今だからこそ
この繰り返しとサプライズが必要なのかもしれません。

セールスレターの天才と言われるダン・ケネディは伝えるためには、
同じ文章の中で表現を変えながら、何度も繰り返せと言います。

ちょっと頭のトレーニングで、その理由を考えてみました。

人は文章を読んでいる時も、話を聞いている時も案外と集中していません。
ある研究によると聞いている時間の75%は
別のことを考え、心ここにあらずだと言います。
他のことを意識している人を動かすためには、
しつこさと刺さるキーワード、そして、新しい体験をさせるなどのサプライズが必要だと言うことが、
こう考えると腑に落ちます。
どうやってプロダクトを相手に自分ゴト化させるかがポイントになるのです。
多くの情報の中から自社製品を見つけてもらい
共感してもらう仕掛けを用意しないといけないのです。
新たなサプライズがあれば、人は誰かに話したくなるものですから、他の人への口コミも期待できます。
ようは相手の期待値を上回るようにストーリーを組み立てれば、成功できる可能性が高くなるのです。
セールスだけでなく、人に何かを伝えたいときには
私はダン・ケネディのこの言葉を思い出すようにしています。
当たり前ですが人の話は一所懸命に聞くことからスタートします。
相手との関係構築をリアルで行うチャンスがあるならば、
傾聴することが武器になるのです。
なぜなら、多くの人は相手の話をしっかり聞いていないから、傾聴を心がけるだけで相手はあなたを肯定します。
小学校の授業のような初歩的なアドバイスですが、人の話をしっかり聞き
課題を解決できるプロダクトを提供できれば、
まだまだチャンスがあるような気がしています。
コミュニケーションの基本とは相手の話をしつこく聞き
その上で、プロダクトをしつこく伝えることだと改めて思った次第です。

そして、ダン・ケネディはこうも言っています。
リアルの手間暇がキーワードになってきたようです。

理屈の上では電話やテレビ会議で済ませた方が
時間と費用の節約になるとわかっていても、
わざわざ飛行機に乗って人に会いに行くことが多い。
同じ空間で面と向かって話し合うことの利点は、
他のコミュニケーション手段では得られないものだ。
セールスや交渉の場面では、ローテクがハイテクに圧勝する。 

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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