僕はこれまでの人生でさまざまなアイデンティティに出会ってきた。しかし、それらのどのアイデンティティも、僕自身が目指していたものでも、強く願っていた夢でもない。その場で感じたこと、そのときにできることを一つひとつやった結果、気づくとできた未来だった。(小橋賢児)
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セカンドIDを手に入れろ!
小橋賢児氏のセカンドID―「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方を読了しました。著者の小橋氏は人気俳優→世界をまわる旅人→死の淵をさまよう病人→日本を代表するマルチクリエイターと今までにいくつもの職業を体験してきました。彼は「セカンドID」という、もう一人の自分のIDを作り出し、自分の人生の可能性を広げてきたのです。
SNSが普及し、個人の力が強まり、情報発信のハードルが下がっています。私は12年前に断酒した後、ソーシャルメディアを味方にすることで、出版のオファーをもらえました。広告会社の営業だった私はこの時、著者というセカンドIDを手に入れ、いくつになってもやりたいことができることに気づけました。その後、広告会社を退社し、今は社外役員として、日々ワクワクしながら働いています。
オンラインサロン、コワーキングなど、
国家や大きな組織を超え、 これまでにない新たな価値観をもった小さなコミュニティが、 次々と立ち上がっている。 日常とは違うもうひとつのコミュニティに参加することで、 職場や学校では出会うことのなかった人々に出会う。 そこで自分だけではできなかったことにチャレンジすると、 いままで気づかなかった、あるいは忘れてしまっていた「 もうひとりの自分のID=アイデンティティ」 に気づくことがある。
人生100年時代、私たちの働き方は変わらざるを得ません。ひとつの会社で働き続けるのは難しくなり、年齢や環境に応じて、働き方を選ぶ時代を私たちは生き始めているのです。この変化をポジティブに捉え、自分のやりたいことを見つけ、行動を起こしてみましょう。ソーシャルメディアでの情報発信やコミュニティに参加すること、さまざまな想定外の出来事を体験することで、こ
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自分を楽しくする「セカンドID」
僕らはまだまだ人生という名の旅の途中。この多様化した世界で、
もうひとつの自分のアイデンティティ、つまり「セカンドID」を持つことが、 人生の旅をさらに楽しくしてくれる秘訣なんじゃないかと思う。
一つの職業にこだわるのではなく、その時々に自分のやりたいことがあれば、遠慮せずに行動を起こすべきです。元気な人、アクティブな人と出会う中で、やりたいと思ったことがあれば、それをスタートしてみるのです。
日本という同調圧力の強い世の中で生きていると、周りの人の視点が気になり、他人の人生を生きる可能性が高まります。人の生き方を模倣するよりも、自分の本来のアイデンティティを見つけ、自分のやりたいことをやる人生のほうが楽しいに決まっています。
私も広告会社、著者、コンサルタント、会社の社外取締役などさまざまな職業を経験したことで、
だからこそ、感じたら行動してみるんだ。
普段いるコミュニティとは違うコミュニティに属してみたり、 またどんな小さなことでも、 いつもとは違うことやワクワクしたことにチャレンジしてみること で、新しい自分のアイデンティティに気づけることがあると思う。 そこで見つけた新しい自分こそが、「セカンドID」なんだ。
自分らしいセカンドIDをもつことによって、
まとめ
世の中は多様化し、自分の価値が役立つ領域が増えています。自分の業界ではなく、異なるコミュニティに参加したり、ソーシャルメディアで情報発信することで、自分の新たな才能に気づけます。この才能を使って働くことで、あなたは「セカンドID」を手に入れることができ、人生の可能性を広げられます。
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