石田章洋氏の人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法の書評

ネット時代の今こそ、テレビでのPRが有効です。なぜなら、それまでテレビに取り上げられても放送直後の反響で盛り上がるだけの「最大瞬間風速」でしたが、ネットの時代にはテンビ出演の効果をネットで広げていくことで、より広くPR効果を活用できるようになったからです。テレビとネット、とくにSNSを連動させる戦略を立てることで、お金をかけるこ〆となく、より効果的にあなたの商品を、世の中に広くPRすることが、史上初めて可能な時代がやってきたのです。(石田章洋)


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SNS時代になぜテレビPRが必要なのか?

人気放送作家の石田章洋氏の人気情報番組の放送作家がこっそり教える タダでテレビに取り上げられる方法を献本いただいたので、早速取り上げたいと思います。 SNS時代だからこそ、テレビに取り上げられるPR効果はあなどれないと著者は言います。私も広告会社時代に、テレビ番組とソーシャルメディアを連携させることで、リーチが高まることを見つけ、コミュニケーション戦略を変えました。10年近く前に考えた手法が、今も通じることを本書で確認できました。

テレビでPRすることで
■新しい見込み客の獲得
■信頼度の向上
■営業成約率のアップ
■社員のモチベーションアップ
■求人に応募してくれる人の増加 などが狙えます。

テレビとネットのメディア特性は異なります。情報爆発時代にはネットの力を過信せず、検索されるように認知を高めるようにしましょう。そのためにテレビ番組を活用するのです。

ネットは最初から目的を持って特定の情報を求めようとする人に適したメディアで・テレビはとくに特定分野への興味や関心を持たない無党派層へ情報を届けるために適したメディアといえます。そうした違いを理解して、情報を発信していくべきでしょう。

ネットとテレビの双方の力を活用し、両方をうまく掛け合わせ、リーチを高めるようにするのです。

テレビで取り上げられるためには、テレビマンの考え方を理解することが重要です。テレビマンの判断基準、ネタ(取材先・取材対象)を知ることで、番組に採用される可能性が高まります。放送作家の著者は今まで学んできたノウハウを今回、本書で公開しています。

 

視聴者が面白いと思うネタを提供しよう!

どんな番組であろうと、その番組の「視聴者が面白いと感じる情報が採用される」ということです。その大原則さえ押さえておけば、テレビのネタとして難しいことではありません。テレビに取り上げられて認知度や売上が上がるのは「宣伝のためにテレビに出演する」といったことを考えるのではなく、「自分の商品が、どんなふうに視聴者に、喜んでもらえるか」を考えるのです。

テレビにお金を払って出ようとする考え方を捨て、自分の商品が視聴者に役立つストーリーを考え、それを発信するのです。なぜなら、「情報・報道」番組はいつでもネタを求めているからです。

著者は人の興味・関心を刺激するストーリーで商品を告知すべきだと言います。以下「情報・報道」番組で受ける10の訴求ポイントを紹介します。
主婦や高齢者が関心を寄せるテーマ・10の訴求ポイント
1、収入を増やす
2、お金を節約する
3、もっと健康に
4、医療対策
5、老後の安心
6、喜び(孫や趣味)
7、家事をもっと楽に
8、快適さ(暑さ、寒さ対策など)
9、脂肪をもっと減らす
10、心配から解放される

テレビマンにとって良いネタとは視聴率の取れそうな情報です。著者は「テレビが飛びつく4原則」で商品をPRすべきだと指摘します。
1、「なぜ今か?」(タイミング)
2、「公共性」
3、「差別的優位性」(斬新性、新規性、珍奇性、意外性、希少性、独自性、信頼性、ブランド力、物語性)
4、「画(映像)になる」

テレビが飛びつく4原則の全てを満たす必要はありませんが、要素が多いほど取り上げられる確率が高まります。4つの原則で自社商品を語り、ニュースリリースを作るようにするのです。(本書のカップヌードルをテーマにしたニュースリリースの作り方は秀逸です。)ニュースリリースは番組の担当者宛に郵送で送るようにしましょう。

4原則を組み込んだ商品のストーリーをネットで発信すれば、検索に引っかかりますし、共感したユーザーがソーシャルメディアで拡散してくれます。番組に取り上げられた後もソーシャルメディアを活用すれば、リピーターを獲得できるようになります。番組に取り上げられることをゴールにし、売り上げをアップするための準備を怠らないようにすべきです。ロケの様子を写真や動画に記録し、宣材・ブログやソーシャルメディアで発信することで、ネットで話題になり、ブランド力を高められます。(番組映像を使うのは著作権の関係でNGです)

石田氏は現在、ガンで闘病中とのことですが、世の中に貢献するために本書を書いたとのこと。彼の熱いメッセージを使い倒し、テレビ番組とSNSを活用し、売り上げアップを目指しましょう!

まとめ

SNS時代に成功している企業は、テレビ番組を上手に使っています。番組に取り上げられ、ソーシャルメディアで拡散することで、売り上げアップがはかれます。テレビマンは絶えず、視聴者のためのネタを探していますから、ストーリー性のあるニュースリリースを彼らに送るようにしましょう。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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