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敵を味方に変える技術
著者:ボブ・バーグ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
本書の要約
嫌なことがあったときに、いつまでも気分を害していても何の得にもなりません。1日を台無しにしないために、自分の視点を変えるようにすべきです。相手への気配りを忘れずに、お互いが笑顔になるような会話を心がけることで、幸せな時間を増やせます。
嫌なことを言われたときの4つの対処法
誰かが失礼なことを言ったとき、たぶん私たちはそれを自分への個人攻撃とみなす。その結果、自尊心が傷ついて1日が台無しになるおそれがある。(ボブ・バーグ)
人から嫌なことを言われたときの対処法を覚えておくと、すぐに立ち直れ、1日を有意義に過ごせます。何気ないう一言を気にするのを止めることで、無駄に悩む必要がなくなります。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つボブ・バーグは敵を味方に変える技術の中で、他者から不快なことを言われたときの4つの対処法を紹介しています。
1、忍耐力を鍛える絶好の機会とみなす。
2、感情的に反応するのではなく、理性的に対応する練習をする。
3、こんな哀れな人と同じ問題を抱えていないことに幸せを見いだす。
4、こんないやな人を味方につけることができたら素晴らしいと思って、そのための計画を立てる。
嫌な相手に対して感情を害するのをやめ、視点を変えて、よい雰囲気を作るようにすべきです。
今後、自分にとって不快な状況に遭遇したら、視点を変えて適切な雰囲気をつくることができないかどうかを考える習慣を身につけよう。
起きてしまったことは変えることができませんが、解釈を変えることで、不快な状況から抜け出せるようになります。いつまでも気分を害していても何の得にもなりません。嫌な状況に陥った時には、視点を変えて、気分をすぐに変えるようにしましょう。
相手への気配りが、幸せな時間を増やしてくれる。
私は何年も前に父から「気配りは人を動かす基本である」という真実を学んだ。気配りをしながら提案や要望を伝えると、相手は喜んで心を開いてくれる。しかし、気配りを怠ると、相手はたちまち心を閉ざしてしまう。最初のうちは意識的に気配りをする練習をしなければならないが、すぐに自然にできるようになる。しかも、その成果に感動するはずだ。
他者との関係を改善したければ、気配りをすることがとても大事です。話す前に会話のストーリーを考えることで、相手が心を開いてくれるようになります。気配りのあるなしが、会話の結果を左右してしまうのです。
私は毎朝、「未来日記」を書いていますが、その日の行動をポジティブにイメージするようにしています。楽しい会話をしている自分をシミュレーションしながら、今日、話す内容を整理します。自分が話すことをを心の中でチェックすることで、良い結果を得られます。事前に相手が笑顔になるような会話を習慣にすることで、私は幸せな時間を過ごせるようになったのです。
ボブ・バーグは、「これから言うことに対して相手はどんな感情を抱くだろうか?」と自分に問いかけるとよいと言います。まずは、自分の感情をコントロールすることから始めましょう。
また、会話の後で次の振り返りをすることで、自分のコミュケーションを改善できます。
・話す前によく考えたか?
・相手の気持ちを配慮したか?
・親切な態度をとったか?
・前向きな気持ちで話したか?
・表情と言葉が一致していたか?
正しい意図を持って、相手と接するうちに、適切な言葉が自然と口をついて出てくるようになります。相手が笑顔になるような言葉遣いを日頃から心がけましょう。よい会話を習慣にすることで、幸福な時間を増やせるようになります。
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