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FREE, FLAT, FUN これからの僕たちに必要なマインド
著者:伊藤羊一
出版社: KADOKAWA
本書の要約
一人ひとりがリーダーシップを発揮することで、組織や世の中を良くできます。「FREE,FLAT,FUN」の価値観のもと、自分たちがリーダーシップを発揮し、貢献することで「Lead the society」が実現します。自らがリーダーシップを発揮し、利他的に行動することで未来を明るくできるのです。
リーダーに必要な3つの価値観の「FREE,FLAT,FUN」
コミュニケーションが濃密になればFLATな関係に近づいていくし、FLATな組織になった結果、より濃密なコミュニケーションが取れるようになっていきます。(伊藤羊一)
強い組織をつくるためにはリーダーシップが欠かせません。Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長伊藤羊一氏は、リーダーシップは自分を導くことから始まると言います。「自らの意思で選び、決断する」ことを決め、「自分に対してリーダーシップを発揮する」ことができる人が多い組織は成長します。
伊藤氏はリーダーシップをレイヤーごとに3つに分類します。
■Lead the self──自分を導く
■Lead the people──他者を導く
■Lead the society──社会を導く
リーダーシップには3つの価値観があると伊藤氏は指摘します。リーダーが以下の3つの価値観を身につけることで、組織はより強くなれます。
■FREE(常識から解放され、ひとりの人間として自由に生きる )
■FLAT(一人ひとりが、異なる意思を持つリスペクトされるべき存在である)
■FUN(一人ひとりが意思を決めて生きられれば、楽しく幸せな社会になる)
「FREE,FLAT,FUN」という価値観のうえに成り立っており、そのように働き生きることができれば、個人も社会も幸せになります。
自分の意思で行動や人生を決めることができればFUN(楽しい)になり、自分で決めることができなければ苦痛になる。「自分の意思で決める」ことが、いまはとても大事になってきているのです。 いま起きている変化は、過去の常識における限られた選択肢のなかで個人が集団のなかで生きていく世界から、常識から解放され、選択肢も増えた一人ひとりが、「FREE,FLAT,FUN」に生きていける世界になってきたということです。
リーダーシップの原点は、「自分を知ること」です。内省と他者との対話によって自分を知ることできます。結果、自分で自分を導く生き方、働き方につながっていきます。
その上で、メンバー個々がFREEに働き、FLATな組織を実現し、FUNな職場をつくることで、組織が強くなります。
リーダーは存在意義を示せ!
最近、パーパスのある組織は強いと言われています。Brand Impact Report 2019によると存在意義のあるブランドは他社よりも2倍早く成長してきていることがわかっています。事業を通して誰かのためになることを実現していく企業や商品は、そうでないものよりも多くの人々に感謝、応援される。パーパス経営が重要になっています。
それぞれのメンバーが力を発揮するためには、様々な情報が自由に行き交うFLATな組織をつくりながら、リーダーは自社のパーパス(存在意義)をメンバーに伝え続けなければなりません。リーダーは一人ひとりの異なる存在を理解し、彼らの力をパーパスによって引き出すことで、企業の成長を加速できます。
リーダーには会社のWhyと個々のメンバーのWhyをシンクロさせる必要があるのです。チームを率いるリーダーは会社のWhyと真剣に向き合い、メンバーにそれを何度も語り続け、自走させなければなりません。
リーダーは、Lead the selfによって最終的に出てくる「志」や「信念」や「
譲れない想い」といったゴールの部分を、 個人においても組織においても、 そして社会全体においても設定する必要があるということです。
そんな一人ひとりちがう「譲れない想い」に従って、楽しく働くことができれば、社会はよりよくなります。
一人ひとりがリーダーシップを発揮することで、組織や世の中を良くできます。「FREE,FLAT,FUN」の価値観のもと、自分たちがリーダーシップを発揮し、貢献することで「Lead the society」が実現します。自らがリーダーシップを発揮し、利他的に行動することで未来を明るくできるのです。
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