未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられるを読んで、イタリア・ウルビーノでの体験を思い出す。

年に一回、足が腫れて歩けなくなります。

たいがいは夏の終わりで疲れが溜まった時なのですが
昨日あたりから腫れがひどくなり
今日は超スローなスピードで、亀になったような感じで歩いています。

普段は歩けるのが当たり前なのですが、今朝は少しの移動にも苦労しています。

年を取るといろいろ身体にガタがきますが、歩けないのもなかなか辛いです。
実は、足と脳は繋がっていて、歩くことで人はポジティブになれるのです。
逆に歩けないと、気持ちが退化して、やる気が一気になくなります。
やりたいことが思い通りにできなくなることで、老化を実感しています。

最近、有名なブロガーのちきりんの本
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられるを読んだのですが、
その中で、「若い時に行きたい所に旅した方がよいよ」というアドバイスがあります。
私はこの考え方には大賛成です。
人生は長くなったのだから、時間ができる定年後に
海外旅行に行けばよいという話しをよく聞きますが
感性と体力と言う二つの側面から、海外旅行には早く行った方がよいと思います。
特にアフリカや中南米など体力が必要なエリアには若いときのほうがよいという
ちきりんの意見には共感します。


海外を旅することで、人は日本との差、違いに驚きます。
サプライズが新たな視点となり、人を成長させます。
これは若い時の方が、その先の人生を考えると間違いなくよいと思います。
いくつになっても遅いということはありませんが、
旅で多くの体験で感動し、吸収できるのは
若いときの方がアドバンテッジがありそうです。

また、人はいつまで生きられるかは神のみぞ知るです。
定年後までちゃんと、健康でいられるかの保証はありません。
私なども今日は足が腫れて歩くのに難渋しています。
若いときには今日の自分を想像すらしませんでした。
時間と体力は無限だと思っていたのですが、それは錯覚だったのです。
そして、このブログを書きながら思い出したことがあります。
15年前にイタリアのウルビーノという街を旅したときに
お話ししたシルバー世代の女性との会話です。

ウルビーノは世界遺産にも登録されている山間部の小都市で
有名なサンマリノのそばの美しい町です。
今日のブログの冒頭の写真がそのウルビーノです。

ローマからバスで4時間ほどの田舎街なのですが
ラファエロが生まれた町としても有名です。
多くの文化遺産があるのですが、街全体を移動するのに
坂の上り下りをしないといけません。

30代の私たち夫婦にも結構つらい坂道だったのですが
ラファエロの生家やドゥカーレ宮殿のアートは素晴らしく見る価値があります。
私はそこに3日ほど滞在したのですが、料理や町の雰囲気を今でも思い出します。

そのウルビーノで偶然日本人のシルバーの団体旅行の方々に出会いました。
カフェで彼らと少しお話をしたのですが、そのときに忘れられない言葉を聞きました。
「旅、特に海外旅行は足が元気なときにするものよ!
歩けない旅ほど楽しくないものはないでしょ。

彼らは目の前の坂にびっくりして、歩くのを諦めたそうです。
日本からの相当の時間を掛けて、折角到着したウルビーノ
ただただ時間をつぶしていたのです。
ここまで来て目の前にある多くの文化遺産を見ることができなかったという話を
カフェで聞いて、私は相当ショックを受けました。
そして、明日は保証されていない、将来やればよいという考えが
いかに危ないかを知ったのです。
定年後のお金で贅沢な旅行をしても見れない景色が実際あるのです。

その日以来、やりたいことがあればすぐにアクションをする。
行きたいところがあれば、すぐに行くが私のモットーになりました。
そのことを未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられるを読んで
久々にそのときのことを思い出しました。
私たちの時間は有限なのです。


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キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)

 
Photo Credit 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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