2月18日(月)19時から東京駅前の八重洲ブックセンターで
乗り遅れるな! ソーシャルおじさん増殖中! (ソフトバンク新書)の
出版記念イベントがあり、おじさんズのメンバーで少しお話をさせていただきます。
流石に書店でのイベントで、ソーシャルメディアだけではなく
「人生で一番影響を受けた本は何か? 」というお話もさせていただきます。
本好きな私にもこれは難題で、この質問にいろいろ悩みましたが
50年近く生きている中で、読み続けている書籍から選ぼうと思い
いくつか書籍をセレクトしてみました。
小説、ビジネス書、エッセーなどいくつものタイトルが
思い浮かんでくるのですが、なかなか決定打がありません。
そこで、自分の人生を変えた一冊と言う切り口で絞ることにしました。
実は、私の人生は6年前に酒を辞めた瞬間から変わり始めました。
そこで、その時に読んでいた一冊を選ぶことにしました。
それがハードボイルドの名手として名高いローレンス・ブロックです。
私が20代のころから好きな作家で、日本でもとても人気があります。
彼の代表作、アル中が主人公の「酔いどれ探偵シリーズ」が私のバイブルでした。
主人公マット・スカダーの常軌が外れた飲み方に密かに憧れ
バーボン片手に何度もこのシリーズを読み返したものです。
しかし、シリーズ途中からなんと主人公のマット・スカダーが断酒を試みるのです。
ペリエを飲みながら、断酒していく彼の姿は痛々しく
なんて馬鹿なことをしているだろうという気持ちと
自分もいつか酒を断てるのだろうかと思いながら、彼の作品を何度も読みました。
数年前に自分はあることがきっかけで断酒にチャレンジしてみました。
その時の拠り所になったのが「慈悲深い死」以降のスカダーの作品です。
主人公がアルコールの代わりに
ペリエにライムを浮かべて飲むことを習慣化したことを真似て
食事の際にはビールではなくペリエをオーダーしました。
断酒が苦しくなると、このシリーズを何度も読み返して
自分に勇気を与えるようにしました。
スカダーが私の断酒のメンターであり、仲間であったのです。
そして、私はこの6年近く一滴も酒を飲んでいません。
ローレンス・ブロックの御陰で私は断酒に成功できました。
私の人生を変えてくれた一冊がこの「慈悲深い死」なのです。
しかし、この本は残念ながら絶版で、書店のイベントでは紹介できなくなりました。
そこで、今日は私のこの一冊への思いをブログで綴ってみました。
尚、イベント当日は別のビジネス書をご紹介させていただきます。
2月18日にソーシャルおじさんズが八重洲ブックセンターに集結します。
お時間あれば、私たちと楽しい時間を過ごしませんか?
ご来場をお待ちしています!!
イベント詳細はこちらからをご覧ください。
Photo Credit http://www.flickr.com/photos/tambako/3149860119/
新刊 乗り遅れるな! ソーシャルおじさん増殖中!
キーマンズネットのアプリ記事連載です。(2月4日更新)
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