Facebookのマネタイズ戦略 メッセージの有料サービスをテスト。

便利な無料サービスとしてユーザーからの支持の高いFacebookですが
投資家からはマネタイズを絶えず求められています。
スマホでのマネタイズに疑問符がついたカタチで株価が低迷していましたが
最近は、FBの株価も一時に比べ少し復調してきました。

そして、Facebookの経営者はマネタイズに関して、良いところに目をつけてきました。
Facebookの最大の資産は10億人のユーザーからの新しい課金です。
それも、多くのユーザーが最近ではメール代わりに活用している
FBのメッセージサービスに狙いを定めたようです。
アメリカではここをマネタイズの基軸にする取り組みがスタートしているようです。

TNWの報道で有料化のテストがスタートしています。
Facebook updates Messages feature with filtering, tests a service to let people pay to send them(メッセージサービスの有料化のテストを実施、フィルタリングのアップデートも!)
私もそうなのですが、FBメッセージの「その他」のメッセージは
見落としてしまうことが多いです。
受信箱のメッセージは必ずチェックするのですが、「その他」には注意を払わず
大切なメッセージを見落としている方も多いようです。

今回設定されたフィルターはBasic Filtering(基本フィルター)と
Strict Filtering(厳密なフィルター)の2種類となります。
Basic Filtering=主に友達と、知り合いかもしれない人からのメッセージ
Strict Filtering=主に友達からのメッセージ 
目的に応じて受信箱の選択ができます。 

受け取りたくない相手からのメッセージが受信箱に到着する可能性がありそうですが
いつでもメッセージは削除でき、スパムの報告も可能だそうです。

テストが始まっている有料メッセージの配信サービスでは、
送信したメッセージが確実に相手の受信箱に届くようなるようです。
利用者が直接友達ではない人の「受信箱」に確実にメッセージを送れるようになりそうで
ビジネスやリクルートなどで力を発揮しそうです。
これはFacebookのLinkedIn化と言えるかもしれません。
(スパムに悪用されないようにすることがマネタイズの基本になりそうです)
米国の一部で行われているテストも主にスパム対策を狙ったもらしいです。
使用は一通あたり1ドル程度になると予想されていますが
積極的に活用されれば新たな収益源になるかもしれません。
月額の会員価格なども設定されれば、安定収入になりそうです。
何と言っても10億人の会員の力は侮れないですから!

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キーマンズネットのアプリ記事連載です。(12月17日更新)
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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