全国に釜石の小学生=防災リーダーをつくることを目的にしている助け相ジャパンのきっかけバス

大阪府が10月に発表した南海トラフ地震の被害予想データは驚きでした。
マグニチュード(M)9.1規模の南海トラフ地震が発生した場合の被害想定は
大阪府内の死者が最大13万3,891人となり
以前内閣府が想定した9,800人の13倍以上になっていたのです。
しかし、地震発生後すぐに全員が避難を始めれば、
死者は8,806人まで減らすことができることがわかりました。
防災、減災の意識を徹底できれば、被害者を少なくすることが可能なのです。

東日本大震災の際、釜石市の小学生は地震が起きたときにすぐに高台に逃げることを
大人に提案し、多くの人が被害を免れたのは有名です。
防災、減災の教育が徹底されていたから、被害を食い止められたのです。

先日来、助けあいジャパンのきっかけバスの応援をさせていただいています。
きっかけバスは東北大震災の風化防止=日本人が再度、東日本大震災を意識して
もう一度日本人が一つにまとまり、東北の今を考えることを目的にしています。

全国47都道府県の大学生2000人に現地を見て、体験してもらい
彼らを通じて東北の今を日本全国の方々にレポートしてもらおうという企画なのです。
先日のアプリそうけんでもこの活動をレポートしていますので
ぜひ、こちらの記事もお読みください。

また、日本は残念なことに地震大国ですから、日本で生活している限り
誰もが大地震のリスクからは逃れることはできません。
助けあいジャパンのきっかけバスでは、大学生の力を使って
全国に防災、減災の意識を植え付け、彼らにその考えを拡散してもらうことで
被害を食い止めようとしているのです。

大阪府のレポートでも 地震発生後5分~10分以内に住民全員が避難を始めれば
津波による死者はゼロ、堤防の沈下などによる死者は7,882人まで減少するそうです。
釜石の小学生のようなリーダーを育て、地震が起きた際に避難を住民に伝えられば
地震の被害を最小限に減らすことも可能なのです。

きっかけバスでは今回の東北被災地での体験を通じて、
大学生をその防災リーダーになってもらうことも目的としています。
全国に2000人の防災リーダーが今年誕生すれば、そこから防災の意識が
国民の中に広がっていくかもしれません。

私は今年の3月にアメリカのブロガーであるCali LewisさんとJohn Pさん
Yukari Peerlessさん東北被災地を訪問しました。
彼らの力を借りながら、ブログとソーシャルを使って情報発信しました。
その時気付いたのが、ブログを書くこともボランティア
ソーシャルメディアでシェアすることもボランティアだと気付きました。

きっかけバスのブログはこちらです。
チラシやポスターの配布先を探しているそうです!!

アプリそうけん(スマホのアプリ紹介)はこちらから
キーマンズネットのFB記事連載です。(4月22日更新)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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