メタフェイズ社のfacebookの企業アンケートを読んでの雑感

「Facebookにおける企業の公式ページの活用状況に関する調査」
というのを見つけました。。
5月25日から5月30日にかけて
メタフェイズ社が実施した調査です。

調査対象者:従業員数100名以上の企業
且つ自社Webサイトの制作・管理・
有効回答数:300サンプル (詳細はメタフェイズHP参照)

ページ開設は私の予想より若干低く約20%弱でした。

今後開設したいという企業も30%程度になっています。
最近はソーシャルおじさんへの
お問い合わせも増えていますので
日々Facebookページは日本でも増えて行くんでしょうね!

驚くのはFacebookページ開設の理由です。
一番多いのが「自社商品・サービスの売上向上」
63.6%という結果になりました 。
KPIに売り上げているということは
Facebookをプロモーション
販促ツールに使う企業が
多いということですね。
私などは、まずはFacebookはソーシャルリスニングの入り口
ユーザーさんとのインタラクティブ・コミュニケーション
という意識でいるものですから結構この数字に驚きました。
因にユーザーとの交流は14.5%という低い数字でした。

しかし、下のグラフを参照いただきたいのですが
実際に開設してみてどんな効果が
あったかのかとの質問には
「自社商品・サービスの売上があがった」は
36.4%にとどまり、
その期待値と効果に若干のずれがあることが伺えました。
しかし、ソーシャルおじさん的には
Facebookページでいきなり売り上げが上がる企業が
三割を超えている事にびっくりしました。
また、お問い合わせ数の増加がは期待値が23.6% 
結果は38.2%といい数字が出ています。

ソーシャルメディアでのコミュニケーションの基本は
やはりユーザーとの関係作りだと思います。
企業や社員から企業の生の情報を発信し続ければ
ソーシャルグラフを通じて
ファンが応援してくれたり

興味関心を示すユーザーが現れます。
(共感してもらうための仕掛けも大事ですが!)
またユーザーの声をダイレクトに聞ける
ソーシャルリスニングができるのも
企業にとっては大事なポイントだと思います。

折角Facebookページを開設したなら
KPIと異なった結果が出たとしても
日々情報発信し
ユーザーの声を聞き
PDCAを回していけば自ずと
いい結果が出てくると思います。
まずはやめないことだと思います。

また、開設予定のない企業が70%程度有るのも見逃せません。
今、Facebookページの
ノウハウをためられれば
ソーシャルマーケティングの勝ち組になれそうです。


この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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