昨日の夜活のお題は「2011年に影響を受けた書籍」!
今年私もいろいろな書籍を読んだのですが、
特に、私の中で印象に残っているのは、
パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよと
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶの二冊です。
パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよに関しては
このブログにも何回か書いていますので、
今日はグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶについて
簡単にご紹介させていただきます。
このグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶは
今、おじさん世代にとても売れているビジネス書です。
それにはいくつかの理由があるのですが
実は、すべてグレイトフル・デッドのマーケティングを
応用しているのです。
まず、この書籍は目立ちます。
ビジネス書にこのサイケでロックなカバーが
並んでいる様子を想像してください。
普通はブルーや白のカバーにタイトルがデザインされたり
著者の顔写真のカバーが多いビジネス書売り場で
このグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶのサイケなデザインは
ひときわ目立ち、目につきます。
次に、タイトル!
なんでグレイトフル・デッドにマーケティング戦略を学ぶのかと驚きます。
私も驚きました!!
グレイトフル・デッドは私が中学生(1975年、懐かしい)の時に聞いていた
風変わりなロックバンドです。
なぜ グレイトフル・デッドがマーケティングなの?と自分に問いかけます。
ネーミングの勝利ですね。グレイトフル・デッドというバンド名も
印象的で一度聞いたら忘れられません。
そして、おじさん世代はこのグレイトフル・デッド本を
同世代のおじさんにリアルやソーシャルでシェアし始めました。
年代、40代、50代にはグレイトフル・デッドの名前は
サイケな雰囲気を思い起こさせる特別な記号、シンボルです。
グレイトフル・デッドの名前を聞けば
怪しいジャケットやサウンドをすぐに想起でき、懐かしさがこみ上げてきます。
グレイトフル・デッドはロックというインタレスト軸でも
繋がれる強力なネーミングで
それをビジネス書のタイトルにしたのが、成功の秘訣です。
書籍を手に取ると、ロックマガジンのごとくグレイトフル・デッドの写真満載で
このデザインも脳を刺激します。
グレイトフル・デッドの写真を見る事で、少年の気持ちに戻れるのです。
そして、冒頭の糸井重里さんの文章や著者のイントロダクションを立ち読みすれば、
ワクワクして一気に購入したくなります。
そう、おじさん世代をロッカーに戻らせ、自分たちの過去の知識や人脈が
ソーシャルメディア時代に役立つよと教えてくれるのです。
おじさん世代が自分肯定の旅に、出かけられる仕掛けが作られているのです。
そして、どこからでも読むことが可能な構成も
忙しいビジネスマンにとっては、とても嬉しいですね。
この書籍からの4つの学びを最後にご紹介します。
■ユニークなビジネスモデルを作ろう。
ブルーオーシャンを見つけるという発想は大事です。
■忘れられない名前をつけよう。
人が覚えられる名前な大事です。
印象的で忘れられない名前を作ろう!
名前は本当に大事です。私もソーシャルおじさんと名乗り始めて
人にサプライズを与えて、自己紹介で一気に仲良くなれたり
「ソーシャルおじさん知っていますよ」と言われる事が多くなりました。
人に覚えていただけるネーミングを皆さん、真剣に考えましょう。
そして、コンタクトポイントすべてにその名前を使いましょう。
失敗しても、実験ですから次のチャレンジに繋げればいいのです!
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