ソーシャルメディア時代の良書!「人を魅了する」 ガイ・カワサキの翻訳本書評

今日、ご紹介する一冊は、元Appleのエバンジェリストのガイ・カワサキ
人を魅了する 一流の職業人であるための技術です。
ソーシャルメディアでの情報発信がとても巧く、日本での人気も高いガイ・カワサキ
本書は絶対に面白い一冊なので、ぜひお読みいただければと思います。

この人を魅了するは、最初から丁寧に読む事をお薦めします。
なぜなら、過去の先人や現代の経営者やインフルエンサーたちの
人を魅了するための豊富なアイディアやアクション、ケーススタディが
ガイ・カワサキによってわかりやすく書かれているからです。

ここに書かれているアドバイスや価値あるケーススタディーを
見落とすのはとてももったいないです。
実際、私は書籍を買ってからまだ数日しか経っていませんが、
価値あるアドバイスが多く、何度も読み返しています。

帯に書かれている推薦者の言葉をe.Typist(OCR)を使って引用してみます。
リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ設立者)
ガイの本は、「顧客に唯一無二のものを届けたい」と思うことの大切さと、
そのための技術を教えてくれる。
市場や個々の顧客体験を劇的に変える彼のすばらしいアイデアには、
計り知れない力がある。
理想に近づくためのヒントでいっぱいだ。

実際このリチャード・ブランソンガイ・カワサキの刺激的なエピソードが
人を魅了する 一流の職業人であるための技術でも紹介されています。
バージンエアーをガイが利用していないことを知ったリーチャードは
突然、自分のジャケットを使って、ガイの靴を磨き始めたそうです。
なんというサプライズ!これで魅了されない人はいないでしょう!
実際、ガイはそれ以来バージンエアーのファンになり、
バージンが飛んでいる路線では必ずバージンを使っているそうです。
ガイ・カワサキは強力なバージンのインフルエンサーになっています!)

このリチャードや帯に書かれているロバート・B・チャルディーニなど
推薦者の素敵なキャッチフレーズが、書店で本選びをしている私を魅了して
この人を魅了する 一流の職業人であるための技術が買わせてしまったのです。

海と月社もこの推薦文を帯に上手に使う等ガイ・カワサキに負けず劣らず
人を魅了するのが巧いということですね!
いや、もしかするとこのテクニックも、この書籍の影響によるのかもしれません。
以下、帯の他の推薦人の言葉をご紹介します。

マイケル・ガーデンバーグ(ガートナー社リサーチディレクター)
対人関係に関する本では、カーネギーの『人を動かす』以降最高の一冊。

ロバート・スコーブル(ラックスペース・ビデオブロガー)
ガイはこの本で、BMWやiPadやザッポスといった

有名ブランドに負けないほど顧客を魅了する方法を教えてくれた。

ロバート・B・チャルディーニ
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか著者)
ガイは、誰もが何より持っていたいと思う貴重なものについて、
大いに考えさせてくれる。

本書ではこの影響力の武器ロバート・B・チャルディーニ
たびたび登場します。またそのケーススタディーが大変面白く
あたかも影響力の武器を再読しているような錯覚も感じます。

例えば、こういうチャルディーニの事例(社会的証明)を紹介されると
マーケッターとして、俄然やる気になります。
『インフォマーシャル業界で働くコピーライター、コリーン・ショットは、
「オペレーターが待っています。いますぐお電話ください」という標準的なセリフを、
「オペレーターが話し中でしたらおかけ直しください」に変えて、販売を伸ばした。
新しいセリフを聞いた人々は、その商品の人気があまりに高く、
かかってくる電話にオペレーターが対応しきれないと解釈したのだ。』

このようなケーススタディーやアドバイスが人を魅了するでは数多く紹介されています。
冒頭のイギリスのケインズの言葉が、この書籍を掴むための
重要なキーワードになっていますので、引用します。
「困難は新しいアイデアにあるのではなく、古いアイデアから逃れることにある。
ふつうに成長してきた多くの人間にとって、古いアイデアは、
精神の隅々にまで枝を伸ばしているからだ。」

今こそ、古いアイディアを捨て去り、変化して新しい自分を作り出しましょう。
この人を魅了するガイ・カワサキの多くのアドバイスを参考にすれば
それは、可能だと思います。
ただ、本書を読んだだけでは意味はありません。
実際に、アクションを起こして変化し、自分を信頼してもらうためには
本当に多くの努力が必要です。

そして、ソーシャルメディア時代には、人を魅了しないと生きていけないことが
8章、9章によく整理されて書かれています。

このソーシャルメディア時代に活用出来るガイ・カワサキの人を魅了するテクニックは
絶対に身につけていきたいと思います。

■すばやく結びつく
■多くの人と結びつく
■たびたび結びつく
■複数のメディアを使う
■価値あるものを提供する
■功績を認める
■好意的に解釈する
■多様性を受け入れる
■非礼は受け入れない
■宣伝を制限する

■利益の対立を強化する。

ソーシャルメディア時代の人間関係の構築を
豊富なアドバイス、ケーススタディーでわかりやすく学べ、かつ
twitterやStumbleUponなどソーシャルメディアの指南書としても使える
本書人を魅了する 一流の職業人であるための技術
現代の人を動かすと言っても過言では無い良書だと思います。
私も変化するために、この書籍に書かれていることを実践したいと思います。

ぜひ、ソーシャルメディアの活用にも、役立つ一冊ですのでご一読ください。

なお、このブログの書籍からの引用は
昨日紹介したアプリのe.Typist(OCR)を使って書いています。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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