LESS IS MORE 本田直之氏の新刊の書評

最近の私のKEY WORDは「ローカルエクスペリエンス」
旅行、それもショッピングやグルメが目的ではなく
現地での体験や人との交流を目的にした旅やイベントに価値があるという考え方。
実際、FB時代はソーシャルグラフとモバイルが軸になるので
東京でも日本のローカルでも海外でも
本当に人を軸にした出会いや体験がしやすくなっています。

毎月行っている読書会や他の人の朝活に参加して
書籍などを通じて体験出来る新しい出会いや会話が本当に楽しいのです。
エクスペリエンス=体験がモノの消費より確実にハッピーを呼んでくるなと
なんとなく考えていました。

その矢先、本田直之氏の新刊
LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
読んで、幸せの基準が本当に変わっているなと頭が整理出来ました。

タイトルのLESS IS MOREは聞き慣れない言葉ですが
ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの発言で

「より少ないことは、より豊かなことだ」という意味です。
シンプリシティー(Simplicity)という考えにも近いですね。
無駄なモノをもつことは色々な意味で不幸の入り口かもしれません。
自由でシンプルに暮らすためには
『真剣に自分の生活や人生を考えなければなりません。
しかも、それを「自分の意志」で選んでいくことが重要です』という
本田直之氏の冒頭の言葉がとても響きました。
周りに流されずに、自分の意志で選んで行くという考えは
我々ミドル世代以降にとってはますます重要な考えだと思います。
時代が激変している中で、ミドルが成長、変化するためには
強力な変わるという意志が求められます。
本気で決めなければ、変われないのです。
物質至上主義というバブル時代の体験を捨て去り、変化するという
自分の意志とアクションが本当に大事だと思います。
今回、本田氏は日本人がなぜ幸福を感じられないかを比較するために
人生を謳歌している北欧人との対話を活用して書籍を構成しています。
紹介されているフィンランド人のアルト・トゥルネンさんの
「モノはないですね。欲しがり始めるとなんでもかんでも
欲しくなってしまうけれど….。
家族がずっと健康であってほしい。
また、自分の仕事がもっと前進できればと思います。」
という当たり前だが、心温まる発言が印象的でした。
簡単なことに思えるかもしれませんが、
やるとなると今の日本ではいろいろハードルがあります。
幸せになるために、トゥルネンさんのこの考えを確実に実践出来たらと思います。
本田氏いろいろなアイディアやアクションを紹介してくれていますが
特に「やりたいことより、やらないことを決める」という考えには大賛成です。
やらないことを決めると本当に時間の価値が変わり
自由と幸せを得る事ができます。
私も酒やつきあいを止める事で、時間という宝物を得ることができて
本当に人生がハッピーに変わりました。

そして、このLESS IS MOREを読んで感じたのが、家族との関係。
仕事だけでは得られない幸福の基準は家族だと改めて思いました。
これまで以上娘達との旅行やイベントにどんどん参加して
家族ともよりハッピーな人生を送りたいと思いました。
(娘達の記憶に残る父親でありたいですね!)

最近、食事の回数を1日二回に減らしていますが
日本人は食べ過ぎていることを体感しています。
適度の空腹感は食べ物への感謝とヘルシーなボディーを生み出してくれて
脳が幸せを感じています。
これもLESS IS MOREのひとつかもしれないと思いました。

最後に本田氏が提唱する自由でシンプルなライフスタイルのための
「新しい幸せ」の10の条件をご紹介します。

1 仕事を楽しんでいる
2 いい仲聞、いい家族がいる
3 経済的に安定している
4 糟神的・肉体的に健康である
5 刺激のある趣味やライフスタイルを持っている
6 時間を自分でコントロールできると感じている
7 住む場所をしっかり選んでいる
8 いい考え方のクセを持っている
9 将来の見通しが立っている

10 ゴールに向かっている感覚を持つ

LESS IS MOREとても面白く読めた一冊でお薦めです。 
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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