米国・カナダの有名ブロガー、Cali Lewisさん、John Pozadzidesさん
Yukari Peerlessさんそして松村太郎さんとご一緒に
東北の被災地ツアーに昨日出かけてきました。
助けあいジャパンとアールシステムさんのご支援をいただき
被災地の今を情報発信するという企画で東北の被災地を巡ってきました。
その様子を今日から、何回かに分けてレポートをしたいと思います。
まず、今日は宮城県の気仙沼でのレポートです。
町に入ってすぐにバスがここに止まったのです。
写真やテレビで何度も見た光景ですが
信号の前に放置された巨大な漁船を実際に目にしてみると
言葉は何も浮かばず、ただただ呆然とするばかりでした。
気仙沼は甚大な被害を受け、比較的メディアで報道されている町だったので
もう少し復興が進んでいるのかと思って訪れましたが
瓦礫が片付けられた程度で、復興している印象はありませんでした。
町中に取り残されたこの大型漁船が
漸く震災から2年経った来月に撤去されるとのことです。
他はまだまだ手つかずな印象で、町は復興の途上です。
そんな中で元気な方にインタビューさせていただきました。
気仙沼漁港のそばにある復興屋台村 気仙沼横町(仮設店舗)の
大漁丸えんやどっとという居酒屋の菊地幸江さんです。
菊地さんの店舗は震災で被害を受けましたが、この仮設のえんやどっとで
パワフルに再建に取り組んでいらっしゃいます。
そして、今回のアメリカ人ブロガーツアの取材で役立ったのが
株式会社アールシステムさんが開発した 「テルテルコンシェルジュ」です。
この「テルテルコンシェルジュ」はFacetimeを活用した画期的な翻訳サービスで
今回は、アプリ開発をした株式会社アールシステムさんが取材ツアーの
さまざまなスポンサードをしてくださいました。
Cali Lewisさんの英語でのインタビューが始まると
「テルテルコンシェルジュ」のアプリ内のオペレーターの方が
彼女の質問をリアルタイムに日本語に通訳して、菊地さんに伝えてくれるのです。
菊地さんの震災当時の行動や、復興に対する強い思いが語られると
今度はそれを英語で気持ちを込めて通訳してくれるのです。
このオペレーターの方の気持ちを込めた通訳が
今回の取材を実りあるモノにしてくれました。
翻訳サービスはいろいろありますが、iPhone、iPadの中のFacetimeの画面に
本物のオペレーターが現れて、しっかりとした通訳をしてくれるので
番組のインタビューもスムーズに行えました。
Cali LewisさんやJohn Pozadzidesさん、 Yukari Peerlessさん
そして同行してくれた助けあいジャパンのスタッフの方々もこれには驚いていました。
最後に今回、笑顔で快く取材に応じてくれた菊地さんからのメッセージをご紹介します。
「気仙沼に一人でも多くの方が、観光に来てくれるのが、気仙沼への最大の支援です。
おいしい若布や魚を食べにきてください!」
東日本大震災から2年の時間が経過し
「震災が過去のモノとなり、風化が始まっている」と
助けあいジャパン代表の野田さんも危惧しています。
今回の海外ブロガーツアーがきっかけになり
日本、そして海外からの旅行者が気仙沼に興味を持ってくれたらと思います。
東北を忘れないで観光に行くと言うのも復興に繋がることを
今回のインタビューで改めて実感しました。
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キーマンズネットのFB記事連載です。(3月18日更新)
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