スターはベンツに乗れ、役者は電車に乗れ。そして、マーケッターは駅に行け!

「スターはベンツに乗れ、役者は電車に乗れ。」という言葉があります。
スターは人から、憧れる存在になれ!だから高級車に乗ることも大事です。
一方、役者は芸を磨く為にいろいろなことを知るべきで
電車やバスでの一緒になっている人をよく観察しておけというという喩えです。

Actors in Venice / carolynconner

私たち、マーケッターにとっても観察力を鍛えるためには
人を観察するのは当然重要なのですが
それ以上に人が集まる「駅」が、大事なポイントになってきています。
最近では、マス媒体だけではリーチしないターゲットにコミュニケーションする為に
駅や車内がコンタクトポイントの最前線になってきています。
駅や鉄道をチェックすると企業のコミュニケーション戦略が体感できるのです。

広告やイベント、駅のあらゆるモノから今のトレンドを感じられます!
私は、さまざまな企業のコミュニケーションをチェックするため
日々の通勤、移動経路を変えて多くの駅にチェックインしています。
見慣れた光景だけではなく、多くのポイントを見ることで
脳が刺激を受け、新たな気付きを得られるからです。

東京駅/Tokyo station / hiyang.on.flickr

その際、いくつかの駅を定点ポイントにして、定期チェックを続けています。
JRの品川、東京、渋谷等のイベントスペースや広告スペースを見続けると
元気な企業や業種やクリエイティブのトレンドがわかります。

当然、どの企業も020施策、ソーシャリアルをどの企業も重視しているので
企業のソーシャルメディア戦略を現場で理解、体感する事ができます。
ソーシャルの場合もそうですが、コミュニケーションを考える際に重要なのは
①何を ②誰に ③どうやって を考え抜く事です。
最近では④誰から誰に を考えることも必要になってきました。

その施策全体が、駅など公共のイベントスペースにに足を運ぶと判るのです。
最近の駅は、企業のコミュニケーションアイディアが結集した場になっています。
駅でコミュニケーションしている企業のソーシャルメディア活用を現場で見れば
誰に向けている、どういうコミュニケーションなのかもより明確になりますね。

TVコマーシャルも大事ですが、コミュニティやコンタクトを重視し始めた
企業のコミュニケーション戦略をしっかりチェックするためには
駅や電車をチェックする事も大事だと考えています。
「スターはベンツに乗れ、役者は電車に乗れ。」に言葉を続けるなら
「マーケターは駅に行け! 」と私は加筆したいですね。

企業のマーケティグアイディアの宝庫の駅や電車をしっかり注意することも
マーケッターの立派な仕事だと私は思っています。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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