「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているかの書評 #習慣力

もしある会社が、平均的な人びとのための、平均的な商品に広告費を使うとしたら、資金はすぐに底をつく。しかし、並はずれていい商品やサービスを生み出そうとするなら、広告にお金を使う必要はない。顧客たちのつながりから、多くのお金がもたらされるからだ。つながりの経済は、仕事を得る方法と、仕事を得たときにするべきことを変えてしまった。それに、音楽を聴く方法、本を執筆し、読む方法、どこで食事をするか、何を食べるか、誰と食べるかを見つける方法も。(セス・ゴーディン

以前とは、全く異なる時代が出現しています。
ネットであらゆる情報が検索でき、
ソーシャルで好きな人とコミュニケーションできるようになって
私たちの生活は激変したのです。
ソーシャルメディアの信頼すべき人の話を私たちは傾聴しています。

つながる時代に生きることで、私たちは自分の信じる情報から
仲間といろいろな体験ができるようになり
そこから多くの幸せを享受できるようになりました。

「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているか
著者のセス・ゴーディンは、これからの時代を生き抜くためには
勇気を出してアクションを起こすことを薦めています。


人は一度いろいろな体験をすると、新たなチャレンジができなくなります。
変わることは、チャレンジを伴い、年を重ねるほど
失敗を恐れるようになるからです。
「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているかから引用します。

人はいったん何かを習熟したあとに、別のことをしたり、新しいやり方に変えたりしなければいけなくなると、ストレスが溜まる。なぜなら、自分の無能さを(たちまち)さらけ出すことになるからだ。

しかし、つながる時代は今までの常識では生きられないのです。
人を感動させる人間力やコミュニケーション力が我々には求められているのです。
今こそ、自分の常識をいったん捨てて、時代のトレンドに合わせた
新しい世界観でアクションを起こすべきなのです。

ゼロからはじめる必要はない。何かに服従するのをやめてクリエイティブに生きようと決めたのなら、まず最初にやるべきことは、自分のなかにある枠組み、すなわち、あなたが仕事にもちこんでいる世界観を変えることだ。それは自分たちが見ているものを変え、自分自身にこれが大切だといい聞かせているものを変えることだ。

つながりを持つためには、自分のやりたいことをアウトプットする勇気が必要だと
著者のセス ゴーディンは教えてくれます。
私もこのブログやソーシャルメディアのアウトプットで
多くの出会いがデザインできるようになりました。
実名でブログを書くことで、批判を受けるのでは?
馬鹿にされるのでは?という恐怖心が当初はありましたが
勇気を持って、アウトプットすることで
多くの仲間と出会えるようになりました。
この数年で私のネットワークは一変し、私の人生は大きく変わったのです。

しかし、今に安住はしていられません。
今後も、慣れが生じないように、絶えずチャレンジし
変化していきたいと思っています。


つながりの時代の現在に必要な要素は人間力だといえるかもしれません。
セスは6つの要素が重要だと言っています。
■信頼
■承認
■卓越性
■リーダーシップ
■広まる評判
■人間性(つながり、思いやり、謙虚さ)
つながりの時代はマスメディアや大企業のメッセージが届かなくなっています。
実際、信頼出来る人のソーシャルメディアでの発言やキュレーションを
私たちは信頼するようになったのです。(「型を破る人」の時代から以下引用)

自分が耳を傾けるのは、自分で選択した人びとの声だけだ。つまり、市場で注目を集めるには消費者の承認が必要だということ。そして、注目を引くことが重要であればあるほど、それを実現することは難しくなる。じゃあ、声を聞いてもらえるのはどんな人だろう。嘘つき、ペテン師のいつことに耳を傾ける人などいないでしょ?信頼できる人の話だからこそ聞くのだし、取引きをしたり、寄付をしたりするのだ。共感できる話をしてくれ、ポジティブなやり方で喜びや安心や驚きを与えてくれる人だから、かかわりをもちたいと思つのだ。そして、相手にするのは、機械ではなく人間だ。人間は、人の温もりに心引かれる。人間らしさが失われ、冷たい世の中になっているときはなおさらである。いなくなるとさびしいなと思うのは、どんな人だろう。その人こそ、あなたが耳を傾けている人なのだ。

確かに、いつでもソーシャルでつながれるよになってから
人の温もりに心が引かれるようになりました。
リアルで一緒に多くのことを体験する仲間がとても大事な存在になっています。
彼らとリアルとソーシャルで絶えずつながることで
私は日々ポジティブに学んだり、働けるようになりました。
セスが言うように、この時代は共感できたり、喜びを共に味わえる人との
つながりこそが私たちの財産なのかもしれません。
いなくなると寂しい人になれるよう人間力を鍛え
すばらしい交流からよい人生を送っていきたいと思いました。


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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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