超訳 ヴィトゲンシュタインの言葉の表紙に書店で引き寄せられて
衝動買いしたのですが、これが大成功でした。
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインはオーストリアの哲学者で
ケンブリッジ大学で活躍していました。
1922年、従軍時も含め6年越しで書いた『論理哲学論考』を出版し
当時の哲学界に衝撃を与えた人物だそうです。
今回、ヴィトゲンシュタインの書籍を初めて読んだのですが
彼の言葉にはよりよく生きるためのヒントが多く、とても刺激を受けています。
特に、「考えるとは、映像をつくり出すこと。」と言う言葉は
私の最近の考え方に近く、目標を明確にビジュアル化することを
より意識しようと思いました。
考えるということは、要するに自分で何か映像をつむぎだしていくどいうことだ。何かが、あたかも自分の眼にはっきりと映るかのようにしていくのが「考える」ことだ。どんな人でも、結局はそういうふうにして考えている。
思考は自分のパラダイム次第で変えられると信じて
未来をよりよくイメージし、アクションをしようと思っています。
また、「思い出は今の自分からの記憶への反応」だと言うヴィトゲンシュタインの
言葉で脳をポジティブにコントロールしたくなりました。
過去をよりよく書き換えることで、自分をハッピーにできそうです。
誰かが死んだとき、あるいはなつかしさに心満ちたとき、また子供時代を語りあうとき、わたしたちは思い出を語る。そのとき、わたしたちは自分の中にたくわえていた記憶のデータの一部をそのまま言葉に変換しているのだろうか。だとしたら、同じことについての各人の記憶がもう少し一致していてもいいのではないだろうか。実は思い出というのは、いくつかの記憶についての今の自分からのさまざまな反応のことなのだ。だから、今の生き方や考え方によって、わたしたちの思い出はいかようにも変わっていくことになる。
自分の気持ちをポジティブにすることで
過去をよりよく書き換えることができるのです。
今の生き方や考え方によって、私たちの思い出をよくできれば
過去と今、そして未来を楽しくできるはずです。
よいイメージを時間軸ごとに作り出すためには
よい感情を持ち続けることが重要だとこのヴィトゲンシュタインの言葉で気づけました。
最後にヴィトゲンシュタインの有名な言葉で終わりたいと思います。
歴史が私にどんな関係があろう。私の世界こそが、最初にして唯一の世界なのだ。
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