63%という数字が何だかわかりますか?
実は、この数字はスマホを操作しているときに誤タップで
広告にアクセスしてしまう人のパーセンテージだそうです。
これはある種のトラブルで、私たちの大事な時間を奪っています。
この誤タップをなくすこともメディアの広告担当が考えるべきだと
SmartNewsの執行役員広告事業開発担当の川崎裕一氏は言います。
これは、先ほどまで参加していたSmartNews Compass2014のプレゼンでの
発言なのですが「広告も良質なコンテンツであるべき」だという
川崎裕一氏の考え方には共感しました。
それほど今のスマホ広告のクリエイティブ悲惨な状況なのです。
SmartNewsは今回”Ads as Content”(コンテンツとしての広告)
というコンセプトを掲げ、広告業界に新しい風を吹かせようとしています。
以下川崎裕一氏のセッションでの発言を引用します。
スマートフォンの保有率が高まるとともに、広告主のニーズを満たす新しい広告のあり方が強く求められています。スマートフォン上での深いエンゲージメントは、ユーザーにとって価値のある広告でなければ達成できません。FacebookやTwitterなど、モバイルに最適化された広告体験を提供することで、急激な成長を遂げているサービスも増えています。ユーザーが毎日読むニュースを提供するスマートニュースは、”Ads as Content”(コンテンツとしての広告)というコンセプトを掲げ、本日2種類のモバイルニュース広告をリリースいたします。志を同じくする数多くのパートナーの皆様にもご参画いただき、より多くの、より多様なユーザーとの接点を構築してまいります。皆様とともに新しい時代のモバイル広告を創っていきたいと考えています。
■本日12月1日よりモバイルニュース広告事業を開始しました。
「SmartNews Premium Movie Ads」(動画広告)と
「SmartNews Standard Ads」(ネイティブ広告)の2種類を提供開始します。
これは11月から50社のクライアントでテスト運用していたものを
正式にスタートするとのことです。
記者会見に参加した感想ですが、このアドは相当効果がありそうです。
■株式会社ミクシィと共同開発を進めてきたネイティブ広告ネットワーク
「SmartNews Ad Network」を始動します。
今後SmartNewsに加え、mixiやDena、Greeなど
国内最大級のネイティブ広告ネットワークを構築するとのことです。
■チャンネルプラス運営メディアに対して収益還元を行う
「SmartNews MediaProsper Program」を提供。
新たな広告収益の40%をメディア側に還元します。
メディア側はこれでSmartNewsから新たな収益を得られます。
SmartNewsが良質なコンテンツを配信し続けるためには
メディア側へのレベニューの還元も必要だと言われていましたが
今回のSmartNewsのプログラムによって
ユーザーだけでなく、メディアともWin-Winの関係が築けるかもしれません。
■SmartNewsは「SmartNews Public」というコンセプトを掲げ
日本政府チャンネルや地震情報などの公共情報を配信してきましたが
本日、非営利団体向けのサービスの「SmartNews Nonprofit Program」を
スタートしました。
これは「SmartNews Standard Ads」の広告枠の一部を
非営利団体に無償で提供するプログラムで
同社の世の中への貢献という考え方から生まれた素晴らしいサービスです。
パートナーとして、Change.org、gooddo、greenz.jp、Peatix、READYFOR
SERVICE GRANT JAPANなどが参加しています。
非営利団体は自社サイトだけでなく、これらのサービスを利用して
ランディングページを作成することができます。
認定NPO法人カタリバ、認定NPO法人フローレンスの協力を得て
広告のテスト配信を実施し、すでに高い効果につながっているそうです。
正式リリースは2015年を予定しているそうですが
これによって、今まで認知の低かった非営利セクターに寄付などが集まりそうです。
イベントの詳細は下記をご参照ください。
http://about.smartnews.com/ja/2014/12/01/20141201compass/
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