「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記の書評② #習慣化

Chikirinの日記を運営しているちきりん氏の新刊の書評の続きを書きます。
ブログサイトが大きく育つ中で、ちきりん氏はブログの運営方針を明確に決めていきます。
影響力を持ち始めると読者への責任が生まれてくるのです。
自分メディアを育てるということは将来への準備で
自分の好きな人やモノを読者に紹介することで、応援できるようになるのです。

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「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記の中で
書籍はあくまでブログへの集客手段で、情報発信できる場所ではないと書いています。
強い自分メディアを持つことは、未来の新しい何かをやるための
インフラ整備だというちきりん氏のメッセージが私にはとても響きました。

「あそこに載せてもらえたら光栄!」と多くの方が感じてくださる場所を育てることこそが、私の目指すところなのです。私が、「書籍を出すのもブログへの集客の手段」と考えている理由も、ここから来ています。著作がある、単著があるということは、リアルなビジネスの世界で信用力を得るたかたまりめには大変役にたちます。けれども本は「コンテンツの塊」であって、「発信できる場所」ではありません。ほとんどの本は出版後1年もたてば、書店では探すのも難しくなります。そんな著作を何冊も持っていることより、

私もあそこに掲載されたら光栄と思えるようなブログを作りたいと思い
日夜、努力していますので、ちきりん氏の言葉にはとても共感します。

毎日何万人もが訪れてくれるサイトを持っているほうが、圧倒的に発信力は高いのです。自分のサイトを育てることは、将来何か新しいことをやるためのインフラを整備し、維持しておくようなものです。ライターを目指すのでも収益化を目指すのでもなく、「Chikirinの日記」という場所の運営者として、その場所の価値をできるだけ上げていくこと、それを目標として設定したことは、ちきりん活動の指針の大方を規定する、重要な決断だったと思います

自分のサイトを育てるためには、毎日記事を書くことが
当たり前の作業になり辛くなくなるなのです。
自分が良いと思ったおすすめの誰かや、面白い書籍を紹介するなどして
一人でも多くの方の応援ができれば、運営者は嬉しいものです。
それを通じて読者の方が自分のブログを信じて、ファンになってくれたら最高です
そして、その数が少しづつ増えていくことで、ブロガーは幸せになれるのです。
自分のメディアの価値を上げるためにはコンテンツの質と量が必要で
それが一つのプラットフォームの上に集約されるのが理想系なのかもしれません。

私が紹介したクリエーターや著者の方々とブログの読者のみなさんが
この未来のつくりかたで出会ってもらえたのなら、私はハッピーな気分になれるのです。
そのために、このブログの価値を上げていくことがが私のミッションでもあるのです。

ただ、ブログの価値を上げることはそんなに簡単なことではありません。
面白いネタや人を見つけるためには、それ相応の体験やインプット、感性などが求められます。
ちきりん氏は「自分メディアを作るための5か条」というブログのルールを作成しています。
1、コンテンツを散逸させない→自分のブログに集める。
常にブログ名と自分がセットで認知されるように考えながら、工夫しています。
ある意味ブログが情報のプラットフォームになっているのです。
私も今回ブログを移行したことで、このブログを自分のプラットフォームにしようと考えています。
ここに来れば、徳本の考えていることをわかるという場所にこのブログを育てていきたいです。
ソーシャルおじさんのことならここに来ればわかるという空気を早く作りたいものです。

2、ネットの中の人にならない。
ネットで話題になっていることが、世の中で話題になっているとは限りません。
普通の人が困らないネタを書く姿勢が、より多くの読者を集めているのです。
ソーシャルおじさんというわかりやすいキャラを使っているのも
おじさん世代を応援したいという気持ちからです。
難しいテーマをわかりやすくおじさん世代に伝えるのがこのブログのテーマです。
私の知識や体験がみなさんのお役に立てればと思い、私はこのブログを書いているのです。
わかりやすいネタでみなさんの人生になんらかのヒントをGiveできたらよいな!と
考えながら、毎日このブログを書いているのです。

3、つながる世界でつながらない。
ちきりん氏は自分の世界を狭めないように、ネット上の流行りのトピックには触らないのです。
ネット内のトレンドに詳しくない読者が参加しやすくしようという考えの表れです。

4、オープンな場所に居続ける。
誰でもが読めるブログというオープンなスペースに書きたい。

5、信用力を売らない。
読者を混乱させないために、多種多様なクライアントからの依頼を引き受けない。
ちきりん氏が発信する情報で読者に迷惑はかけられないという考え方は筋が通っています。
よい物をしっかりと伝えていかないと、最終的には読者の信頼を失ってしまうのです。

今回、ブログを移行する中で、自分のメディアの在り方を考えていく中で
この「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記から
私は多くのヒントをもらえました。
自分メディアを作りたい方にはおすすめの一冊だだと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
  

photo credit: @jackeliiine via photopin cc

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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