潜在意識をとことん使いこなす(C・ジェームス ジェンセン著)の書評を続けます。
本書は潜在意識をわかりやすく解説してくれた良書で
引き寄せ系の他の書籍のような胡散臭さがないのが良いです。
素晴らしい言葉がページをめくるたびに現れるので
読むことで、自分の人生をコントロールできるようになります。
心理学や精神医学では、思考は潜在意識に運ばれると、脳細胞に強く印象づけられると言われている。潜在意識は、思考を受け取ると、そのすべてをすぐに実行に移そうとする。潜在意識は思考と手を結び、あなたがそれまでの人生で蓄積してきた知識を総動員して、目標の達成をめざす。あなたがもっている無限の力や活力、知恵を頼りに、あらゆる自然の原理を利用して、思いどおりの結果を出そうとする。潜在意識の働きで、問題の解決策がすぐに見つかる場合もあるが、数日、数週間、あるいはもっとかかる場合もある。
思考は潜在意識に運ばれると、脳細胞に強く印象づけられるのです。
潜在意識は思考を受け取ると、すぐに行動に移そうとするのなら
思考によって、私たちの行動が変わることになります。
恐ろしいことに潜在意識は過去の知識と経験を総動員して
目標を達成しようとするのです。
潜在意識が私たちの課題の解決策を勝手に、見つけてくれるのです。
このパワーを使わない手はありません。
ことわっておくが、意識と潜在意識という2つの心があるのではない。1つの心に、異なる働き方をする2つの層があるということだ。意識的な心は理性的な心で、ものごとを決定する働きをする。たとえばあなたは、人生の中で、読みたい本や住む家、パートナーを選ぶだろう。そうした選択はすべて意識的な心が行っている。一方、あなたの心臓は、あなたが意識してそうしようと思わなくても、勝手に動き続けている。消化や血液の循環、呼吸作用も、意識的なコントロールとは無関係なところで、潜在意識によってすすめられている。潜在意識は、強く印象づけられたこと、つまりあなたの意識が信じていることをそのまま受け入れる。意識的な心のように、理論的に考えることも、あなたの意見に反論することもない。
潜在意識は、善悪の判断をしないと言います。
自分が強く意識したことを、潜在意識は鵜呑みにするのです。
良い思考は、良い結果をもたらしますが
悪い思考は、残念な結果を運んでくるだけなのです。
普段の何気ない思考が結果を左右するなら
思考を上手にコントロールしたいものです。
潜在意識は、まかれた種は、よいものも悪いものもすべて受け入れる土壌のようなものだ。一方思考は働きかける側で、いわば種だ。否定的で破壊的な思考は、あなたの潜在意識に否定的に働きかけつづけ、やがて否定的な体験をじっさいに引き寄せる。
人生をよくしたいなら、潜在意識を徹底的に活用することです。
いつも自分に良い質問をして、良い思考をすべきなのです。
このシンプルなルールを手に入れることで
引き寄せられてくるものが、明らかに変わります。
良い思考を意識することで、過去の自分の知識と体験を総動員しましょう。
その結果、素晴らしい情報や人を引き寄せられるはずです。
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