腸内細菌を味方につける30の方法-健康・長寿・美容のカギは腸内フローラと腸内細菌(藤田紘一郎著)の書評

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腸は、人体最大の免疫機関です。免疫とは、病気を防いだり、病気を治そうとしたりする働きのことです。「感染からの防衛」「健康の維持と増進」「老化と病気の予防』が免疫の主な働きです。人が健康に生きるためのシステムが免疫だと考えていただくとわかりやすいでしょう。その免疫力のおよそ70%を腸がつくっているのです。(藤田 紘一郎)

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腸内環境を整えることが、健康の秘訣だと言われています。
腸に関する研究はこの数年で格段に進んでいますが、なかなか実態はわかりません。
前から、腸の勉強をしたいと思い、腸内フローラのスペシャリストの藤田 紘一郎氏の
腸内細菌を味方につける30の方法-健康・長寿・美容のカギは腸内フローラと腸内細菌!
購入したのですが、これが大変面白く、ためになる一冊でした。

腸内フローラの状態が悪化すると、さまざまな病気が起こってきてしまいます。その病とは風邪や食中毒などの感染症のみならず、がんや動脈硬化症、認知症、アレルギー疾患、潰瘍性大腸炎、うつ病など多岐にわたるのです。

腸内には3万種、1000兆個の細菌が、お花畑のように群れをつくって活動しています。
私たちはこの腸内フローラを一定のバランスに保つことで、健康を維持しているのです。
腸内フローラの環境に保つためには、野菜や海藻などの食物繊維を摂取したり
乳酸菌が含まれるヨーグルトを2週間食べ続けることが推奨されています。
(ヨーグルトは、万能ではないという考え方に共感しました。)
しょう油、味噌などの発酵食品にも植物性の乳酸菌や発酵菌が含まれているのです
特に、納豆は、腸内最近の最大勢力である日和見菌を活発にさせる働きがありますから
積極的に食べるようにしましょう!

「納豆を食べると健康になる」とよくいわれます。実際に、納豆の健康効果は多くの研究によって明らかにされてきました。しかし、日和見菌である納豆菌そのものが、体になぜよいのかについては明快な答えがありませんでした。その答えは、日和見菌が腸内フローラの最大勢力であることを考えるとよくわかります。納豆には日和見菌を増やして、腸内フローラの活動力を高める働きがあるのです。

腸内の善玉菌、悪玉菌、日和見菌がそれぞれ良い働きをすることが 
私たちの健康に寄与するのです。 日和見菌、悪玉菌も状況によっては
良い働きをすることが最近の研究でわかってきました。

藤田先生によると、腸内フローラのベストフードは酢玉ねぎだそうです。
玉ねぎは腸内細菌のオリゴ糖と水溶性の植物繊維のバランスがよいそうです。
酢は、腸の活性に効きますから、酢玉ねぎを習慣化しましょう。
酢玉ねぎを2週間食べ続ければ、腸内フローラが整えられるのです。

自分の好きなメニューばかりを食べるのではなく
野菜や伝統的な和食を食べることで、腸内フローラの活動力が高まります。
腸内フローラという観点でも、バランスの良い食事を心がけることが大切なのです。

日本人の多くが老若男女関係なく退化病に苦しんでいる一因には、細菌にさらされる機会の減少がある、と私は考えています。風邪やインフルエンザ、食中毒などを起こす病原体に恐れをなすあまり、有益・有害を見直すことなく化学薬品の力で排除していることが、人と微生物との共生関係を変えてしまっているのです。細菌をむやみに恐れ、一掃しようとする代償は、腸内フローラを貧弱にし、退化病を発症しやすい体になる、という形で自ら支払わなければならないのです。

腸内フローラを貧弱にすることで、ガンやアレルギー疾患など様々な病気のリスクが高まります。
食事以外にも、生活習慣を見直すことが指摘されています。
あまりに清潔志向が行き過ぎると、腸内細菌が減少してしまいます。
病原菌を恐れて、潔癖症になり過ぎると、逆に腸内フローラのためにはよくないのです。
過度の手洗いや薬剤などで雑菌を減らしすぎるのも注意が必要です。
適度に土遊びをするなど、自然と共生することも最近の活動のためには大事なのです。
また、腸内細菌が元気になると、老化の原因である活性酸素の害を減らすこともわかっています。
病気予防、アンチエイジングのためにも、腸内フローラを意識していきましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

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