人間が変わる方法は三つしかない。一つ目は時間配分を変える。二番目は住む場所を変える。三番目は付き合う人を変える。(大前研一)
慣れ親しんだ場所は居心地がよく、なかなかそこから移動できません。
人間関係も同じで、仲の良い人と一緒にいた方が気分も楽ですね。
しかし、仲のよい身内とばかりと交流していたら、情報量は激減します。
ネットの時代だから、検索すれば、情報は簡単に手に入ると思うかもしれませんが
あくまでそれは表層的なものでしかなく、手垢にまみれている可能性が高いのです。
誰もが知っている情報だけでは、この時代は勝負できません。
自分の多様なネットワークから得た良質な情報を組み合わせることで
新たな価値やアイデアが生み出せるのです。
自分を変えたければ、今の自分の周りにいない人と接するべきです。
自分にはない新たな考え方や習慣を学び、それをたっぷり吸収するのです。
アウェイの環境はつらいですが、居心地のいい場所に安住していたら
人脈は固定され、同じような情報しか手に入りません。
その場所が居心地が良くなったと感じたら、それは変化のチャンスかもしれません。
一回そこから離れた方がよいのです。
違うネットワークに勇気を出して入ることで、新たな情報を手に入れられたり
あなたの価値を認めてもらえる確率が高まります。
違う業界や異なる年代にアプローチした方が、お互いのためなのです。
今は、知識や体験を掛け合わせる時代なのですから
できるだけ異質な人と会った方が面白い化学反応が起こせるはずです。
自分を成長させるためには、付き合う人を変えることが早道です。
自分よりもレベルの高い人や違う感性を持った人たちと付き合うのは
最初はストレスを感じますが、関係を続けることでいろいろな学びを得られます。
居心地が悪い環境にいる方が、自分に足りないことが明確になり
多くの気づきをもらえるのです。
特に、最近は若いベンチャー経営者や女性との交流を意識しています。
自分とは全く違った世界観でビジネスをしている人たちと話すことで
異なる価値観に気付けたり、斬新なアイデアをもらえるのです。
視点を多様化することが、新たな自分を生み出すきっかけになります。
昨年から、積極的に海外でのビジネスに取り組めたのも
若い彼らと一緒だったから、できたのかもしれません。
国境が確実になくなり、ボーダーレスになっている中で
自分が居心地が悪い場所に出かけた方が
日本だけでビジネスするよりも、チャンスを見つけられるはずです。
人は自分にない価値を求めているはずですから
異質な場所に積極的に出かけて行き
勇気を出して話しかければ、可能性が広がるはずです。
今朝は、台湾の松山空港からこのブログを書きいていますが
窮屈な日本社会だけでビジネスをするのではなく
海外と日本のギャップを見つけて、日本の価値を発信する方が
はるかに面白いことができそうだと感じています。
昨日は、台湾の女性ブロガーの話を聞くチャンスがあったのですが
多くの台湾女性が日本のことが好きだとわかり、自信を持てました。
インドネシア、ドバイでも同じような体験をしてきたので
日本のバリューをもっともっと伝えられたらとチャンスが広がると考えています。
仲間の飯島邦夫氏は、昨年IT企業の役員を自ら辞め
インバウンドビジネスにチャレンジしています。
特に、生まれ育った浅草に、外国人を集めることにエネルギーを注ぎ
この数年は、ソーシャルメディアを活用して、積極的に情報発信をしています。
浅草の日常やお祭り、イベントを日々発信することで
彼は浅草のインバウンド・マーケティングを推進しているのです。
飯島氏は、浅草のためになると思った人を見つけた途端に
抜群の行動力で彼らに会いに行き、自分の味方にしてしまうのです。
自分にはない魅力を持った人たちの力を借り、浅草の情報を広めています。
投稿を見るといつも彼が飛び回っているのがわかります。
そのネットワークは日本の観光地だけでなく、世界に広がります。
上海にいたかと思うと、翌日には松山、時にはドバイに飛んでいるなど
行動を最大化して、浅草の魅力を伝えてるための努力を重ねているのです。
本当に彼の人脈力・行動力は素晴らしく、我々おじさん世代の鏡かもしれません。
その彼の体験が、一冊の本にまとまりました。
浅草を広報してわかった インバウンドマーケティングに足りないことには
彼のノウハウや今後のインバウンドビジネスに必要なコトが書かれています。
そして、今週の26日から出版記念セミナーが開催されます。
私もゲストで飯島氏との対談に参加する予定です。
今後定期的にセミナーを開催するようですから
ご興味のある方は、ぜひ、飯島氏のアカウントをフォローください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Lan Airline – Boeing 787 Dreamliner via photopin (license)
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