悪い習慣を捨てるために、一人で苦しまなくてもよい!

これまでと同じことをしていたら、同じものしか手に入らない。(アンソニー・ロビンズ)


photo credit: Bennilover “A friend who became a daughter and her sons my grandsons…” via photopin (license)

10年前にお酒をやめようと思ったときに
冒頭のアンソニーロビンズの言葉を何度も読み返しました。
お酒をやめない限り、自分の人生を変えられないと考えた私は
この言葉をアファメーションにして、つらい断酒を続けました。

バーナード・ロスは、自分の望みを叶えたければ、人の力を借りることだと書いています。
私も周りの人たちの応援があったから断酒ができたので、この考えにとても共感を覚えました。
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣から以下引用します。

自分一人の力で望みを叶えられることなど、めったにない。多少は友人からの助けが必要になる。よく言われるように、「何」を知っているかではなく、「誰」を知っているかが重要になる。わたしもこれに同感だ。だが、もう少し穏やかに言い換えたい。物事を解決するには、互いに助け合うほうがうまくいく。(バーナード・ロス)

その際、私は3つの力を借りることで、お酒という悪い習慣を捨てられました。
特に、家族のサポートがなければ、アルコールは絶対にやめられなかったはずです。
娘たちの前で情けない姿を見せないようにする、立派な父親になると決め
私はお酒を飲まなくなった未来の素敵な父親をイメージしました。
子供や奥さんが、人に自慢できる父親に生まれ変わることを決めたのです。
家族のために、二度とお酒を飲まないことが、私の人生のルールになりました。
家族とお酒なしに関わることで、私は旅行やピアノなど
様々な体験を重ね、幸せな時間を過ごせました。
お酒以外に幸せがあることを家族のおかげで気づけました。

家族のサポート以外に、私は2つの力を活用しました。
それは、読書会などのコミュニティとコーチングです。
当たり前ですが、お酒を飲まないということは、素面でいるということです。
毎晩、私はお酒を飲んでいたために、夜の時間はほとんど飲み会で埋まっていました。

断酒を境に、このスケジュールが一気になくなったのですが
私はお酒を飲まないようにするために、別の行動を必死で考えました。
代替案を作らないと、また、お酒中心の生活に逆戻りしてしまうのが怖かったのです。

まずは、大好きな本を読むことで、暇な時間をなくすことにしました。
しかし、読書は孤独な行為ですから、これだけではお酒の力に負けてしまいます。
私は誘惑に打ち克つために、読書会や勉強会などのコミュニティに参加することにしました。
朝晩の読書会やソーシャルメディアの勉強会に出席することで
私はお酒のない時間を過ごせるようになりました。

そして、読書会や勉強会を通じて、アウトプットの重要性を発見しました。
インプットしたことを言語化し、アウトプットすると仲間に貢献できます。
自分で読書会を主宰したり、ソーシャルメディアのニュースをアウトプットすることで
人から感謝されるようになり、幸せな気分を味わえるようになったのです。
私はここに喜びを見出せたのです。

他人から学ぼうと思えばいくらでも学べる。他人の優れた言行はお手本にし、残念な言行を他山の石にできる。(中略)他人にアドバイスを求めることを躊躇する必要はない。

断酒後、しばらくして、私は新堀進さんというコーチに出会えました。
私は新堀さんから多くのことを学びました。
毎週、コーチングを受けることで、新堀さんの言葉や思考を自分のものにできたのです。
ネガティブな感情を捨て、ポジティブに考えることが新たな習慣となり
自分の行動を変えられました!
また、自分を変えるためには、自分への質問が重要だと気づけました。
「今、何をすべきか?」「どうすれば悪い習慣を捨てられるか?」と自問することで
自分のダメな部分を意識し、改善できるようになったのです。

コーチングを通じて、夢を叶えることが自分にもできると考えた私は
子供の頃の夢だった出版を自分の目標に設定しました。
多くの飲み友達が私には無理だと言いましたが
読書会や勉強会の新しい仲間たちは、本の書き方をアドバイスしてくれたり
出版社を紹介してくれるなど、応援してくれたのです。

出版という目標を決めて、あきらめずに情報発信を続けるうちに
数年後に本当に出版のオファーが届いたのです。
ついに、子供の時の夢が叶い、私は自分に自信を持てるようになりました。

このように家族や仲間、コーチの力を借りることで、ダメダメだった自分を変えられます。
悪い習慣を捨てるために、自分一人で苦しまなくてもよいのです。
一人で戦うのはやめて、周りの人の協力を仰ぎましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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