イチジクの木の林のなかに、花を探し求めても得られない。そのように「間違ったガンコなもの」がない修行者は、幸いである。蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように、この修行者は超越した存在になれる。(ブッダ)
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間違ったガンコなものを捨てよう!
仏教書のうちで最も古い聖典であるスッタニパータの『蛇の章・蛇』の中に
「間違ったガンコなもの」を捨てるという話が書かれています。
ブッダが言う所の「間違ったガンコなもの」とは何なのでしょうか?
自分の未来を悪くしてしまう悪癖などが、間違ったガンコなものなのですが
植西聰氏はもっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉で
ガンコなものを具体的に置き換えています。
1、ガンコな性格を捨てる。
他人のいうことに耳を貸さないなどガンコな思いこみを捨てる。
2、ガンコな悪い生活習慣を捨てる。
なかなか、やめられない喫煙や飲酒むどガンコな悪いクセを捨てる。
3、つい悪ロをいってしまうクセ、怠けるクセなどを捨てる。
これらの間違ったガンコなものが、人間をダメな存在に変えてしまいます。
ブッダは、心や生活習慣に根づいた「ガンコなもの」を取り除くことで
幸せになれると説いています。
飲酒などの悪い習慣をやめれば、健康を取り戻せます。
植西氏は喫煙や、間違った思いこみなど
「人生に悪い影響を与えるもの」ほどやめるのが大変だと言います。
私も飲酒という悪い習慣をなかなかやめられませんでした。
ガンコなこの悪癖を取り除くために、長い時間がかかりましたが
断酒を決断し、酒から距離を置くことで、健康と時間を手に入れました。
「間違ったガンコなもの」を捨てることができれば、人生は劇的に変わります。
今までとはまるで違った新しい人生が、目の前に現れます。
私は断酒後、次々夢が叶うようになりました。
時間ができた私は書籍を書いたり、ダイエットに成功できました。
自己充足感を高めることで、行動が怖くなくなり
新しいことに次々チャレンジできるようになったのです。
ガンコな習慣を捨てたければ、未来の自分を具体的にイメージし
「幸福感」を味わってみましょう、
未来の自分が素晴らしい人間になっていることを信じられれば
「ガンコなもの」を捨て去ることができるようになります。
未来の理想の自分のイメージを作り、ダメな自分を改善するのです。
もっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉ゴールド [ 植西聰 ] |
我欲を捨て、貢献を考えなければならない理由
走っても速すぎることなく、また遅れることもなく、すべては虚妄であり、幻であると知って、「貧欲」から離れられる修行者は、幸いである。 蛇が古い皮を脱ぎ捨てるように、この修行者は超越した存在になれる。
未来の自分をイメージする際に、ブッダは欲張ってはいけないと言います。
目標を掲げるのはとても「いいこと」なのですが、それが我欲だと夢は叶いません。
欲張った気持ちで目標を掲げたとしても、周りの人の応援は得られないのです。
自分勝手な目標設定ではなく、貢献を考えなければいけません。
我欲で生きるというのもある種のガンコな悪癖です。
これを捨て去り、周りへの貢献を考えることで、目標が達成できるようにうなります。
スッタニパータの『蛇の章』の中でブッダは
「走っても速すぎることなく、また遅れることもなく」という表現をなんども使います。
私たちは目標達成を短時間で成し遂げようとしますが
この焦りも実はガンコな考え方なのです。
人よりも速く目的を達成しようとして、あせってはいけない。急がず、しかし、遅れず、自分のペースを守って進んでいくのが大切だ。(ブッダ)
一時の無理が自分の心と体を壊してしまいます。
短時間で達成しようと必死に頑張っても
病気になってしまっては、意味はありません。
家族との時間を削っても、決して幸せにはなれないのです。
幸せになりたければ、無理なく自分のペースで続けることが肝心です。
日々、自分の目標を確認し、やるべきことを習慣にするのです。
まとめ
睡眠を削ったり、運動を怠ったり、人間関係を犠牲にすると
幸せが遠ざかっていきます。
悪いガンコな習慣が行動を邪魔し、目標達成を難しくするのです。
未来の素晴らしい自分をイメージし、間違ったガンコなものを捨て去りましょう。
悪い習慣をやめ、良い習慣を身に付けることで、夢が叶うようになります。
参考図書 植西聰氏のもっと「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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