ライフデザインをよりよくするための4つのステップ

ライフデザインの選択プロセスには、①いくつかの選択肢を集め、生みだす②選択肢を有力候補へと絞りこむ③選ぶ④不要な選択肢を断ち切り、前に進む という4つのステップがある。(ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス)

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ライフデザインをよりよくするための4つのステップ

ビル・バーネットデイヴ・エヴァンスは、LIFE DESIGN(ライフデザイン)――スタンフォード式 最高の人生設計の中に、ライフデザインを行うことで人は幸せになれると書かれていました。よい人生を送るためにはライフデザインを描くことが重要です。そのために以下の4つのステップを覚えておきましょう。
①いくつかの選択肢を集め、生みだす
②選択肢を有力候補へと絞りこむ
③選ぶ
④不要な選択肢を断ち切り、前に進む

自分の人生でやりたいこと、いくつかの選択肢を考え、その情報を集めたら、その中から有力なものを5つ以内に絞ります。頭の中の選択肢が狭まってきたら、実際に行動を起こすのです。たとえば、3つの選択肢があるとしたら、そこからひとつ(選択肢A)を選んで、まずは思考をいったん止めます。

次に1~3日間、選択肢Aを選んだ人間になりきります。選択肢Aがいまのあなたの現実になり、それを実際にテストします。自分のイメージを広げ、選択肢Aを選んだ人になりきることで、現実を変えてしまうのです。選択肢Aについて考えるのではなく、密かに選択肢Aを選んだ人間として暮らしてみると、様々なことがわかってきます。

1~3日間がたったら(期間はあなたの自由)、ふだんどおりの自分に戻ってリセットします。最低でも1日か2日の休憩をとり、次に選択肢Bの生活を送ります。終了したらリセット休憩をとり、次は選択肢Cにトライします。最後にいままでの3つの体験を振り返り、選択肢を比較します。そして、どの人間にいちばんなりたいかを考えてみましょう。

この手法は絶対確実ではないが(そんな手法なんて存在しない)、目的はさまざまな形の「知」ー感情的、霊感的、社会的、直感的な「知」ーを活かす余地を設けることだ。

人はアイデアを考えるだけで、それを行動に移さないものです。しかし、デザイン思考を活用し、3つの選択肢にトライすることで、簡単に未来を変えられます。ほとんどのひとが思考を頼りにしますが、このメソッドを活用するとどれが正しそうかがわかるようになるのです。

悩むのをやめ、行動を起こそう!

インターネットがつくりだすグローバル化した世界では、いつでも無数の選択肢がある。そう、現代人は過去のどの世代と比べても、自分の選択に不満をもちやすいといえる。

情報が爆発する時代に、人は決断を先延ばしにします。無数の選択肢があると考え、悩むことに時間を費やしてしまうのです。しかし、これでは結果を残せません。あるいは行動したとしても、失敗すると自分の決断に不満を感じます。

では、どうすればいいのでしょうか?想像上の選択肢をいくら考えても、行動がなければ、現実は変わりません。「最善の選択」をするべく、あらゆる情報を集め、選択肢をひとつ残らず探そうとすれば、いつまでも決められなくなってしまいます。

ライフデザインでは、無数の可能性があることは知りつつも、その事実に惑わされたりはしない。いくつかの可能性を探ったら、まずはひとつの選択肢を選んで行動をとるのだ。行動をとってこそ、前進の道を築ける。不要な選択肢を「断ち切る」のが上手になればなるほど、道を築くのが上手になっていく。

もし、疑心暗鬼になったら迷いを断ち切り、前に進みましょう。いったんたくさんの選択肢を生みだしたら、あなたの手に負える数ー5つ以内ーまでにリストを削り、悩むのをやめるのです。次に、時間と資源の許す範囲内で最善の選択をし、その選択を受け入れ、前進の道を築きます。

プロトタイプをつくりながら一歩ずつ進めば、リスクを抑えられますし、ボトルネックを見つければ、そのたびに方向転換ができます。いったん選択を下したら、後ろを振り返るのはやめましょう。疑問が頭に浮かんでもその疑問を振り切り、自分が選んだ人生をうまく生きることにエネルギーを注ぐのです。後悔というバックミラーをチェックすると、やがては行き詰ってしまいます。

著者の2人は、「幸せとは不要なものを断ち切ること」だと述べています。この言葉を信じて、選択肢を減らし、堂々めぐりから抜け出しましょう。成功するライフデザイナーは、いまの自分を築き、生きようとしている人生を冒険ととらえます。「幸せを選びとる」ために最良だと思える選択肢を決め、さっさと行動を起こすことが人生をよりよくしてくれます。

まとめ

ライフデザインの選択プロセスには、①いくつかの選択肢を集め、生みだす②選択肢を有力候補へと絞りこむ③選ぶ④不要な選択肢を断ち切り、前に進む という4つのステップがあります。悩むのは時間の無駄なので、その中の不要なものを捨て、さっさと行動に移しましょう。選択肢を減らし、アクションを起こすことが幸せになる秘訣なのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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