私たちの働き方の未来を予測した良書です。
ストレスを感じないように働くアイデアがいくつか提示されていますが
これらの考え方を意識しながら取り入れて
仕事で擦り切れない生き方を実践していきたいと思います。
誰もが全力で働き、常にメールを返信し、寝室でも電話で連絡を取り合うようになっても、生産性は高まらない。生活の自然なリズムに逆らって全力で働くようになると、精神的な余裕が失われ、洞察力を深めてイノベーションを起こすためにじっくり考えたり好きなことをしたりする時間がなくなるからだ。仕事がきつくストレスのたまるものになっている理由はいくつかある。1、仕事でも家庭でも疲れが残る 2、世代間の摩擦が大きくなった 3、ストレスのたまる仕事が増えた 4、時間が足りない!
携帯電話の普及でいつでも仕事の連絡が入るようになって
私たちのプライベートは落ち着かなくなりました。
iPhoneでいつでもメールをチェックをできるのは便利なのですが
仕事の連絡が絶えず来れば、その対応に時間を割くようになり
これでは疲れやストレスが増えるのも当然ですし
いつも時間が足りないと感じるようになります。
常にデジタル端末に縛られているという理由だけでなく、企業がそのような働き方を要求していることも人々が活力を失い、イノベーションのために時間を割けなくなっている理由の一つである。
私たちはいつもデバイスに縛られ、情報に追いかけられる生活を
今後も余儀なくされるのです。
グロバール化の進展で海外との連絡が増えれば
24時間戦えますか?という感じになるかもしれません。
人間らしい生活ができなくなります。
私たちの生産性は下がりますし、イノベーションも生まれなくなります。
企業は早急に働く環境を変えないと、競争に勝てなくなるのです。
仕事をオフィスと切り離し、より自由に働ける環境を整備すべきだと
著者のリンダ・グラットンは提案しています。
活力とレジリエンスを取り戻すためには自由な働き方が必要なのです。
実際、デュポンのケブラーは社員の自由時間からアイデアが生まれましたし
Googleは2割の時間を自分の好きなテーマに使えるようにするなど
企業サイドもイノベーションのために変化しています。
勤務ルールをフレキシブルに変えることでBTも大きな成果を上げています。
自由にフレキシブルに働ける環境を整備するなど
一方の社員もこの自由時間のおかげで、仕事へのプレッシャーをなくせます。
また、多様な働き方によって、新しいアイデアが生まれます。
会社以外での自由な時間を増やすことで、多くのつながりが生まれ
その交流からビジネスのヒントがもらえるようになれば
ネットワークをどんどん活用しようと思う筈です。
私は最近では外部のコミュニティから多くのアイデアやヒントをもらっています。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
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