今年上半期のベストな2冊!「新しいPRの教科書」と「フェイスブック時代のオープン企業戦略」

もうすぐ6月になってしまいますね。
今日は上半期の読書の成果をご報告します!
今日5月21日時点までに
ソーシャルおじさん 徳本が読んだ本の中で
間違いなくベストな2冊を
みなさんにご紹介します。

写真で紹介の2冊ともソーシャルメディア時代の
企業や個人の行動指針となる
まさに2011年に読んでおくべきビジネス書だと思います。

一冊が新しいPRの教科書
そしてもう一冊はフェイスブック時代のオープン企業戦略
です。

ソーシャルおじさん徳本も日々
ソーシャルメディア時代の人と人がつながり
相互にコミュニケション可能な
新しい時代の生き方について悩んでいます。
しかし。この2冊の書籍を読んで
いろいろな悩みが解決しました。

また商売柄、クライアントの方々から
ソーシャルメディアに関して質問されることが多いです。

①私は企業は積極的にオープンに情報発信すべき
②社長をはじめとしたリーダーがソーシャルメディアを
積極的に導入し、活用すべき
と答えさせていただきます。

実際、今日ご紹介するこの2冊をリーダの方に
読んでいただくのが
これからは一番早いかもしれません。

まず、新しいPRの教科書ですが
冒頭の『「新たなチャンネルの使い方を学べば、

自分も影響力を及ぼす側になれる」と
実際、ネットワークへの参加には、次のような意義がある。

参加することで、マーケティングができる。
参加することで、ブランディングができる。
参加することで、影響力を及ぼすことができる。
ソーシャルメディアに参加して
有意義な情報やアドバイスを提供すれば、
あなたもあなたが代弁する会社のイメージもアップする。
何より、参加することで顧客ロイヤリティが生まれやすくなる。
企業やPR関係者にとって、顧客ロイヤリティほど大きな資産はない
。』
という一文から引き込まれました。

企業を個人に置き換えてもいいと思います。
個人も有意義な情報を発信すれば
ロイヤリティがアップしますよね。
ソーシャルメディアで活躍されている方は
たいがいギブ&ギブの考えで
情報発信しています。

ソーシャルおじさん 徳本は企業のメンバーひとりひとりが
ソーシャルメディア時代には
あらゆるコンタクトポイントで
顧客とつながる時代だと考えています。
従来の広報担当だけでなく
社長も営業もアルバイトもソーシャルメディア時代には
顧客とつながってしまうのです。
言い換えれば、社長もアルバイトも
PRマインドを持ち、コミュニケーションする必要があります。
アルバイトの不誠実な対応も
ソーシャルメディアで は問題視される可能性があります。

著者のブライアン・ソリス
ティアドレ・ブレーケンリッジが
理想のPR担当を定義してくれていますが
社員全員がこの理想をソーシャルメディア時代には
目指すべきだと思います。

これからのPR担当は。市場に精通しているのはもちろん、
広い見識を持ち、社会とのつながりを上手に保てる『対話の達人』で
あることが望ましい。
対話の達人は、話し上手であると同時に聞き上手でもある。
テクノロジーと市場の両方に精通した新しいタイプのPR担当、
つまりあなたは人間関係の観察、構築、維持に長け、
無数に存在するコミュニティの中からつながりを持つ
インフルエンサーや顧客を見つけ、
彼らと信頼関係を築き上げる能力を備えることになるだろう

まさにソーシャルメディア時代は
以前から指摘させていただいているように
「人間力」の時代ですね。

ザッポスのトニー・シェイも推薦している
新しいPRの教科書
是非、ご一読ください。

そして、もう一冊のフェイスブック時代のオープン企業戦略
これは、名著
グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)
の続編、シャーリーン・リーによる力作です。
すべてのソーシャルメディア関係者に
読んでいただきたい一冊です。
先ほども書きましたがソーシャルメディア時代のリーダーは
過去のリーダーとは全く異なった存在になります。
ソーシャルメディアで人と人が繋がる中で
リーダーはコントロールをあきらめ
オープンにコミュニケーションしないといけないのです。
コントロールをあきらめる!リーダーの特権がなくなる??
今までのリーダーには恐ろしい時代ですが
ソーシャルメディアを使わない訳にはいきません。
その理由は新しいPRの教科書のところでも書いたように
ソーシャルメディアに参加することで
顧客ロイヤリティを獲得できるからでです。

以下、リーダーの方こちらの引用をご参考にしてください。
謙虚に自信を持ってコントロールを手放すと同時に、
コントロールを手渡した相手から献身と責任感をひきだすリーダーのあり方

①顧客や社員が持つパワーを尊重する
顧客も社員も取引先も影響力と発言力を持つようになった。
この事実を受け入れたとき、
リアルの対等な関係を築くことになる、
この事実を認められないリーダーは、
いつまでも相手を交換可能な部品と見なし、
そのように扱うだろう。 以下略

②絶えず情報を共有して信頼関係を築く
よい人間関係は信頼で支えられている、
信頼が形成されるのは、大事な約束がきちんと
果たされるときではないだろうか?
だが今日のバーチャルに結びついた関係では、
日々取り交わす会話の中からも信頼は生まれる。
いまこんなことを考えている、
こんなことをしている、
こんなことが気になっている、
そういう情報を繰り返しやりとりすることが、
関係作りにつながっているのである。
ブログ、ソーシャルネットワーク、ツイッターといった
新しいメディアが情報共有のコストをゼロにし、
誰でも容易に新しい関係を始められるようになった。
③好奇心を持ち、謙虚になる。
発信された情報がギブアンドテイクを伴わないと、
共有されずに宙に浮いてしまいやすい。
あの人がいまこんな面白いことを言っているー
興味を持って反応すれば、思いは共有される。
そして相手が求める情報とこちらが発信したい情報との
食い違いをへらすことができるだろう。
また好奇心を持ち、相手の言葉に耳を傾ければ、
自ずと謙虚になるはずだ。
まだまだ学ぶべきことがあると気づき、
自分は間違っていたと認める謙虚で堅実な姿勢は、
オープンリーダーにはふさわしい、

④オープンであることに責任を持たせる
双方向の関係では、責任も双方向である。
リーダーはまず自分が期待することを明らかにし、
それに反した場合にはどうなるかもはっきりする。
製品が故障して迷惑をかけたら、
謝罪し対策を考えるのと同じように、
たとえばブログのコメント欄を悪用する輩は、
以後アクセスを拒否されても仕方がない。

⑤失敗を許す
責任を持たせるからには、リーダーは寛容でなければならない。
どんな関係にも失敗はつきものである。
そのときの健全な対応は、
失敗を次に生かすことであって、
恨んだり非難したりすることではない、
だからと言って、失敗に甘くせよとか
見て見ぬふりをせよというのではない。
失敗を失敗として認め、
理解することが大切である。
長い引用になりましたがシャーリーン・リーがまとめてくれた
この5つのルールに慣れればいいのです!
難しいことかもしれませんが
ギブのマインドで
ソーシャルリスニングを心がけ
オープンにコミュニケーションすればいいのです。
ソーシャルおじさんも
ソーシャルメディア時代のリーダーになれるよう
変わり続けたいと思います。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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