脳はどこまでコントロールできるか?(中野信子著)に
脳を活用したシンプルなダイエット法が紹介されていました。
これは脳を騙すこと覚えればよいので、すぐに取り入れられます。
最近、少し太り気味なので、早速チャレンジしてみようと思いました。
脳はいったん目標を設定すると、その目標に向かって
いつまでも走り続けるという性質があります。
これをうまく利用し、食事や運動の習慣を変えれば
痩せやすい体質に変えられると言うのです。
痩せやすい人と太りやすい人の差は「NEAT」の違いなのですが
アメリカのNEATの研究結果から、痩せるためになにをすべきかが判ったのです。
以下脳はどこまでコントロールできるか?から引用します。
NEATというのは、Non Exercise Activity Thrmogenesis(非運動性活動熱産生)の略称で、日常の生活活動で消費されるエネルギーのことです。アメリカの運動科学の専門家が、特別な運動をしなくても、日常生活のなかでNEATを増やしていけば、肥満を解消できるという研究結果を発表したのです。 研究結果によれば、痩せている人は、太っている人と比べるとNEATが1日に約350キロカロリーも多いのです。350キロカロリーというのは運動に換算すると、エアロバイクを1時間がんばってようやく消費できるような量ですから、なかなかのカロリーであることがわかるでしょう。脂肪組織ーキログラムを7000キロカロリーと換算すると、1日350キロカロリー消費すればーカ月で約1万500キロカロリー、1年で約12万7750キロカロリーですから、重さにすれば、一年で約18キログラムといえ大きな差になってしまうのです。
特別な運動をしなくても、NEATを増やすことを脳に覚えさせれば
確実に体重を落とすことができるのです。
そして、一日に350キロカロリーの消費を心がければ
痩せたカラダで健康的な生活が送れるのです。
それではどうすれば一日に350キロカロリーを消費できるのでしょうか?
驚くことに、これはとっている姿勢の違いによって決まるそうです。
なんと太っている人は、座っている時間が長く、立っている時間が少なかったのです。
また、消費エネルギーは歩くことが座っているより2.5倍の消費になるそうです。
実際、アメリカの肥満データもこれを裏付けています。
ちりも積もれば山となるとはこのこと。 それではこの1日約350キロカロリーの差は何なのでしょうか。調査の結果、なんと、とっている姿勢の違いである、ということがわかりました。太っている人は座っている時間が長く、立っている時間が少なかったのです。座っているときの消費エネルギーに比べると、立っている状態は1.1倍、歩いているときは2.5倍、階段をのぼっているときは3.2倍の消費量になります。太っている人は、痩せている人に比べて1日に2時間半長く座っているとのこと。現在のアメリカ人の3人に1人は肥満という統計がありますが、1980年から2000年の20年間、運動頻度は変わっていないのに、座っている時間は8パーセント長くなっているのです。そして、この20年で肥満は倍増しています。これは、座っている時間の長さがどれだけ、「太りやすさ」に効いているかを示す結果と言えるでしょう。
もし、痩せたいのなら電車で座るのは厳禁ですし
エスカレーターを使わずに、階段を上り降りしたほうが良さそうです。
毎日、歩くことを習慣化すれば、確実に体重を落とせるのです。
そして、「脳に動いていることは楽しい」と思い込ませればよいのです。
脳を痩せやすい脳に書き換えてしまえば、確実に痩せられるのです。
「動いて痩せることは楽しい」という妄想を脳に信じさせればよいのです!
また、本書では脳に良いものを食べることも推奨されています。
魚に多く含まれるDHAは鬱病に効果があるだけでなく
記憶・認知能力の改善にも寄与するそうです。
脳は食べたものや飲んだものからも影響を受けます。
痩せるために食べ物をコントロールしすぎると、妙に怒りっぽくなったりします。
脳によいものをしっかりと摂取し、歩くことを習慣化することで
健康的に体重を落とすことができるのです。
1日100グラムダイエットの林田玲子さんの書籍も痩せたい方にはお薦めです。
隙間時間でダイエットを習慣化することを脳に楽しいと教えればよいのです。
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
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