女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法から学んだ13の気づき #書評 #習慣化

女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法山村 サヤカ、ヒロキ
冒頭から知的すぎる無期懲役囚の美達大和氏からの手紙で引き込まれます。

普通の主婦が、人を殺めて服役中の無期懲役囚(美達大和氏)と文通をする
そして、その美達氏から娘の勉強法を学ぶという不思議な話なのです。
勉強の価値とはなにか?あなたは答えられますか?
私は、この問題を人生でスルーしてきたのかもしれません。

自分の子供にも、明確に伝えることを今までしてきませんでしたが
美達氏の「いやだなI」「やりたくないな」、こんなことに、
平然と取り組める、続けられるようになる精神力を養うのが、
目的だと思ってください。』というメッセージを読み納得しました。
(勉強とは精神力を養うことだ娘たちに伝えたくなりました)

「勉強を好きだーっ」と言う人は少ないでしょう。でも、「やるしかない!学生の仕事は勉強だ!」と思ってください。勉強という一つの行為、取り組みを通して、自分を鍛えるということを考えましょう。学生から大人になっても、全て(人生の全ての時間)が己の好きなことばかり、楽なことばかりということはありません。「いやだなI」「やりたくないな」、こんなことに、平然と取り組める、続けられるようになる精神力を養うのが、目的だと思ってください。もし、自分の希望や夢(いくつになっても持てるのです)に対して、へこたれず、愚痴らず、とにかくやり続ける精神力を手に入れたら、人生なんて自分の思うようになります。最高の財産です。(女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法から引用

この本のタイトルは「1万人に1人」の勉強法になっていますが
能力開発やモチベーションアップにも使える大人にも価値のある一冊なのです。


この本を購入しようと思ったきっかけが、実は帯にありました。
「したい人、10000人、始める人100人、続ける人1人」という中谷彰宏氏の帯コピーを
書店で見つけ一日中ずっと気になっていたのですが
ようやく二週間前にkindleで購入したのです。

いつもこのブログで書いてある習慣化のヒントが貰えるのでは?と言う程度の
事前期待が低い書籍だったのですが(すみません!)
今朝から読み始めたらぐいぐい引き込まれ、一気読みしました。

娘の勉強法というテーマで自分ゴト化できたのに加え
自分にとっても生涯が勉強という意識付けチャレンジと習慣化の重要性
脳に刷り込めたのが、良かったと思います。
帯の中谷彰宏氏のコピーがきっかけで本書とのセレンディピティな出会いができたことに感謝し皆さんに本書から私が学んだ13の気づきをお伝えしたいと思います。
(※赤タイトルは私の気づき、青文字が本書からの引用です。)

■人間にとって大切なことはやり抜くこと
(自信とは、何かをやり抜いたとき、やり遂げたときにできてくるものです。)

人間に大切なことは、頭のよさではなく、やり抜く、イヤなことでも決めたら続ける意志の強さです。これが重なると「根拠のある自信」になります。はじめから自信のある人はいませんし、できない理由や言いわけばかり考えていては、いつまで経っても変わりません。自信というものを、これから努力で身につけてください。

■誰と付き合うか?(教養ややり抜く力が選択基準になる。) 

付き合う人間というのは、本当に人生に深い影響を与えるものです。一定の知性や教養を備えることは、人として重要であり、付き合う人を決める要素にもなります。

■急がば回れ。(初歩に戻って自信を取り戻す。苦手なことは自分を鍛える。) 

勉強でも仕事でも何でもそうですが、初歩に戻り、やさしい課題、問題を解いて、どんどん進んでいくのがコツです。急がば回れ、です。地道に続けていると、ある日、急にパーッとわかるとき、成長したなと感じるときが来ます。続ければ、結果はついてきます。自分が数学と悪戦苦闘するプロセスを、他人の目になって、おもしろがってみませんか。自分が苦手にしていることは、自分を鍛えてくれます。

■勉強はPDCAのトレーニング (忍耐力を高める。)

世の中は楽しいこと、好きなこと、簡単なことばかりではありません。そのようなときに、「何にでも平然と取り組める、解決できる、忍耐強く続けられる」という能力を養うための訓練が勉強なのです。目標を決め、計画を立て、自分を管理し、達成するという一連のトレーニングだと考えてください。

■達成感が自信につながる。(成功体験を積み重ねる。)

目標を達成する過程の中で、さまざまな能力が鍛えられます。記憶力、論理的思考力、忍耐力、持久力などですが、「自分はあきらめずにやり遂げたんだ」という成功体験も一緒に手に入ります。この成功体験の積み重ねが、血肉となり、揺るぎない自信となります。

■巨人の肩に乗る。(世界を広くする)

知識や教養がない分だけ、世界が狭くなります。いろいろなジャンルの知識を身につけると、一つのことがほかの多くのことと関連があるとわかってきます。ニュートンは、それを「巨人の肩に乗る」と言いましたが、高い所から全体像が見えるという意味です。新聞や雑誌、テレビで自分がいかに勉強をしなかったのか、学校をサボったかということを得意そうに話す大人がいますが、今も精神的に大人になっていないのかもしれません。どうか、真似をすることのないようにしてください。

■続けるを習慣にする。(習慣化は若いときに鍛える。)

10代や20代の若い人はとにかく、「続ける」ということを習慣にしましょう。鉄は熱いうちに打て、といいますが、若いときは鍛えれば鍛えるだけ能力が向上しやすいのです。この黄金の時間を逃さないようにしてください。

■ 可能性を否定しない。(可能性を眠らせない)

人間には数多の能力や可能性が眠っているといわれますね。これは真実です。努力もしないで、はじめから「どうせダメだ」と思う人の能力や可能性は眠ったままで一生を終えることになります。そういう人は、人生の終わりにどんなことを思うのでしょうか。悲しい人生だと思いませんか。また、同じ志を持つ友達を作る機会にも恵まれることを知ってください。勉強ができる、できないということは人間の本質的価値とは関係ありません。大事なことは、逃げずに、サボらずに取り組む人かどうかということです。

■成功の秘訣は地味なこと(どのように取り組み続けるか?) 

いくら頭がよくても、すぐに投げ出す人、ムラのある人、何かをやり遂げたという成功体験のない人は、自分の能力を有効に使うことができません。結果として、自分で考えていたよりもつまらない人生で終わってしまつことが多いと思ってください。人間の業績や成果は、頭のいい悪いより、どのように取り組み続けたかということで決まります!成功の秘訣は、決して派手なことではなく、地味なことです。

■続ける習慣(やり抜く力を鍛える) 

ただただ、惜しいのですが、続ける習慣を持たず、成果が出なければすぐにあきらめてしまうし、それ以前に何かを頑張ろうと行動を取りません。「どうせ自分はできないから、ダメな人間だから」というのが大きな理由ですが、これは若いときから悪い習慣となっています。やりもしないであきらめる、やがて目標も希望も持たない人生となります。犯罪者でなくとも社会には同じ考え方の人がたくさんいますが、本人のやる気さえあって、実際に行動すれば、どうにかこうにかやれるのに。やるか、やらないか、やり抜けるかは、頭のいい悪いより、習慣の力だと知ってください。

 ■思考は現実化する。(いくつになっても変われる。)

人間はその気さえあれば、60歳になっても70歳になっても(ときにはそれ以上でも)、本人に気持ちがあれば変わります。自分を縛っているものはほかのことではなく、自分自身の思考なのです。考え方を変え、行動すれば結果は変わるのですから、それを信じて生活してください。

■苦しいときの結果の出し方。 

苦しいときに淡々とやるべきことをやり抜けば、目標は必ず達成できます。うまくいかないとき、疲れたとき、大丈夫だろうかと不安になったときこそ、次のレベルに上がるタイミングだと考えてください。正しい方法で怠けることなく続ければ、間違いなく結果は出ます。

 ■人間は弱い存在。

自分に甘いとありましたが、世の中の99・99%の人は自分に甘いのです。自分の弱い心と戦い、苦しみ、悩みながら頑張っている人のほうが多いのですよ。そうして、少しずつ少しずつ強くなっていきます 。

女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法からは
他にも多くの気づきを貰いました。
人間は自分の意志で変われるし、やり抜くことで成長できる存在であることを
子供と一緒に学べる良書だと思います。
この本を読んだことで、毎日の習慣力で人生をより良い方向に変えていきたいと強く思いました。
私と私の娘たちが「続ける一人」になることが本書への恩返しになりそうです。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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