過去の自分にタイムトラベル!茂木健一郎の脳がときめく言葉の魔法の書評② #習慣化 #書評

昨日のブログの続きで茂木健一郎の脳がときめく言葉の魔法の紹介をします。
この書籍では脳を幸せにする50の言葉が紹介されていますが
今日は「なりたい自分って、きっとある。」
「偶然の幸運に出会う能力=セレンディピティ」について考えてみたいと思います。

誰にでもなりたい自分があると思います。
いくつになっても、なりたい自分、憧れている自分の姿に目を向けてみるのが
大事だと著者の茂木健一郎氏は言います。

私も44歳になった7年前から、成長をやめたくないと思い
いつもなりたい自分(理想な自分)をイメージするようにしてきました。
ポジティブで元気で輝く自分を夢見ることで
日々の思考や行動を変えようと思ったのです。

この本で茂木氏は脳は成長が好きであると私に教えてくれました。
時間を忘れるほどフローな状態を作り出すことで、今をしっかり生きられるのですが
素晴らしい自分を想像し、日々学ぶことでそこに近づけると思うと
勉強や新たな体験も楽しくなっていきます。
毎日、フローを作り出すことで、小さな自信が積み重なるからです。

なんでも一万時間やれば、プロフェッショナルになれるという一万時間の法則を信じて
日々、脳をフローな状態に持っていければ、確実に未来は変えられるはずです。

自分の夢が実現しないときに、多くの人は、現状がつらくなり諦めてしまいます。
そんな時にはどんな解決法があるのでしょうか?
茂木氏は気持ちを解きほぐすためには、過去を振り返ることを薦めています。

過去の自分にタイムトラベルをして、かつて自分が抱いていた夢や目標を思い返すといいのです。茂木健一郎の脳がときめく言葉の魔法から引用。)

なりたい自分を思い出すことで、人生の軌道修正をすればよいのです。
私は3年前にソーシャリアルのセレンディピティから
偶然図解 ソーシャルメディア早わかり (1時間でわかる)の出版が出来ました。
このときに、小さなときの夢であった書籍の出版が実現したのです。
偶然からとはいえ、この体験で私の脳は幸せを感じました。
それ以来、文章を書くことの虜になり
毎日、このブログを更新するようになったのです。

人生の軌道修正は、案外子供の頃の夢を思い出すことから始まるかもしれません。
その後は、ソーシャリアルのセレンディピティで多くの共著の紙の書籍や
電子書籍、雑誌やWEBの連載のお話がいただけるようになりました。

次に「偶然の幸運に出会う能力=セレンディピティ」について考えてみましょう!

情報のアウトプット=ブログを通じて
ますます私はセレンディピティに恵まれるようになったと書きましたが
このセレンディピティを引き寄せるための法則を
茂木氏は脳科学者の視点でわかりやすく整理してくれています。

セレンディピティ行動、気づき、受容の3つのサイクルをまわすことで出会えるのです。
私もアウトプット(行動)人との交流からのアドバイス(気付き)
相手を受け入れご一緒する(受容)偶然の幸運に出会えるようになったのです。

茂木さんこの3つのサイクルを行動、気づき、受容の頭文字をとった言葉
トリプルA(Action Awareness Acceptanceとネーミングしました。

さて、このトリプルAの中で最も難しいのがAwareness(気づき)だと言います。
確かに、行動をこしても、新たな知識や友人に出会えても
その価値に気づかなければ意味はありません。

気づきがなければ受容もできませんから、人生の変化は乏しくなります。
それでは、気づきを得るためにはどうしたらよいのでしょうか?

茂木氏は、知識や出会えた人の中心ばかり見てはいけないと指摘します。
スポットライトが当たっている目立った部分だけでなく
周辺部分にも目配りすることで、新しい学びのタネが見つけられるのです。

ビジネスなどでも新しいクライアントや取引先との面談でも
ヒントは思わぬところで見つかります。
別れのタイミングのエレベーターでの短い雑談から
気づきを貰えることも多かったりします。

要は相手がリラックスしたタイミングで相手が共感しそうな話題を提供し
質問を投げかけると、良い話が運ばれてくるのです。
Facebookでの投稿や共通の友人の話題からチャンスは広がります。

経験値が豊富で好奇心が強ければ強いほど、相手から引き出せることも多いと思います。
私もブログを書くことでインプットしたものを整理し、それをアウトプットすることで
読者の方々のフィードバックから多くの気づきをもらえるようになりました。
また、読者の方に喜んで貰えるように工夫すること、視点を変えることを覚えました。
アウトプットも気づきの入り口なのかもしれません。

茂木さんも気づきに関しては以下のように書いています。

感情の潜在的な部分に引っ掛かっているものを探し出せるかどうか?これこそが気づきの入り口で、それに気づくことは簡単ではないからです。

それでは、私たちはどうやって気づきを得ればよいのでしょうか?
やはり、勇気を持って未知の世界にチャレンジし
自分とのギャップを埋めることがポイントになってくるようです。

気づく力を磨くためには、まずは未知の世界に飛び込む勇気を持つこと。そして知らないことをたくさん学んで自分の世界を広げていく。すると、さらに多くのことに気づけるようになります。予測することを習慣にするだけでいいのです。

新しい人に会ったり、旅行する、難しい書籍を読んでみるなど
自分の世界を広げること、そして、自分の未来をイメージしながら
アクションを起こすことで、幸福になれるように思えてきました。
なりたい自分になるためには、世界をひろげること
そして、広がった世界を受容し、相手に貢献することなのかもしれません。
相手に貢献しようとすることで脳が気づくこともあります。

あるいは、新しい仲間が会話に加わることで
ケミストリーが生まれ、そこから気づくこともあります。
閉じた世界にいては、幸運の女神には出会えません。
新しいネットワークや勉強会に参加すれば
そこから、脳が成長しながら、新たな発見をしてくれるのです。
アクションを起こして、新しい世界に触れ、次を予測することで
幸福の女神を見つけられるようになるのです。

実は脳にとって最大の学びとは、この「予測する」ということにあるからです。何事も予測する習慣が身につくと、気づくカも磨かれていきます。あなたもセレンディピティを身につけて、多くを学んでください。

脳は予測することで、鍛えられるならば
予測することを習慣化することが、ハッピーへの近道なのです。
多面思考で多くの経験値や学びから未来を予測すれば
幸福の入り口が見つかり、人や情報がまた引き寄せられてくるのです。

セレンディピティは古い自分に新しい自分を上書きするときに必要なスパイスなのです。
という茂木氏の言葉は本当に深いですね。

年だからという言い訳を封印して、今後も世界を広げていこうと思った次第です。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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