"パーパス"

イノベーション

永守流 経営とお金の原則(永守重信)の書評

企業を成長させるためには、お金まわりの戦略、財務戦略が不可欠だと日本電産の創業者の永守氏は指摘します。他にはない技術や高い志、それを実現するためのハードワークはもちろん必要ですが、会社を潰さないという覚悟のもと、経営者はリスクに備えた資金調達を自ら行うべきです。
イノベーション

経営者がCSV(Creating Shared Value)を意識すべき理由。経営改革大全 企業を壊す100の誤解の書評

以前は利益を追求することと社会的価値の創出は、相いれないものだと考えられてきました。しかし、現在では顧客価値を高め、企業の利益を追求しながら、社会的価値を追求する企業が、顧客から支持されるようになっています。CSVの実践こそが競争力の源泉で、ここに投資することで競争優位性を発揮できるのです。
習慣化

経営改革大全 企業を壊す100の誤解 (名和高司)の書評

従業員の心に火をつけるには、動機付け要因が不可欠です。従業員が高いレベルで仕事をするためには、従業員のモチベーションを上げ、生産性を2倍、3倍に高めるためには、「働きやすい会社」(衛生要因基軸)から「働き甲斐のある会社」(動機付け要因基軸)への発想を転換すべきです。
SX

飛躍的企業のMORIモデルとは?稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質(名和高司)の書評

京セラと日本電産という飛躍企業には3つの共通点があります。稲盛氏と永守氏の2人は、1)「志」から出発していること 2)30年先、50年先といった長期目標を立てるとともに、短期的に結果を出すことにこだわり続けること 3)人の心に火をつけることを日々実践しているのです。
習慣化

非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術(齋藤太郎)の書評

従来の常識が通用しないVUCAの時代には、一般のビジネスパーソンにもクリエイティブな思考が求められています。クリエイティブに課題解決をしていく力、もっと言えば、結果を出すための「ビジネスのクリエイティブ」は、この先ますます必要になってきます。
イノベーション

身体知こそイノベーションの源泉である(野中郁次郎)の書評

新しいものをひらめくのは、我を忘れて、無心になる時です。全身全霊で相手に向き合い、徹底的に知的コンバットをして、自我を超えた状態になること。そこで初めてフローの状態になり、自己を超える瞬間が来ます。イノベーションを起こすためには、身体知を大切にし、直感力を鍛えるべきです。
AI

イノベーションがOB&HRMの変化を加速する! 世界標準の経営理論(入山章栄)の書評

AIには「問いを立てること」ができないのですから、私たちは「問いを立てる」能力を高めていくべきです。「問いを立てる」ことこそが、未来の企業が人材に求めるべきことであり、OB&HRMでも、「問題認識」「メタ認知」「直感」「感情」など、「機械ができず、人間だけができること」に焦点を当てていくべきです。
イノベーション

世界のマーケターは、いま何を考えているのか?(廣田周作)の書評

「買い物は投票」だと捉える消費者が増える中、企業の真剣さが問われています。企業の実態が可視化される中で、環境や人権に鈍感な企業は淘汰されてしまいます。「自分たちの未来は、自分たちの力で変えられる」と考えるZ世代が消費の中心になる中で、今までと同じやり方を続けていてては、企業は存続できなくなります。
ブログ

消費者の購買が変われば、世の中がよくなる?インパクト投資の効果とは?

消費者の価値観が変わり、マイナスのインパクトを与える企業からプラスの影響を与える企業を応援する人が増えています。世界を変える力を消費者が持つことで、サスティナビリティ経営が当たり前になってきました。投資家や消費者がインパクト企業を応援することで、世の中をよりよくできるのです。
イノベーション

ミッション・エコノミー:国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた(マリアナ・マッツカート)の書評

資本主義を変えるということは、政府のあり方、ビジネスのあり方、そして官と民の組織の関係性を変えることにほかなりません。政府自体をイノベーティブな組織に変え、パーパス志向の経済をうながすような力と能力を持たせることで、社会は再びパワーを取り戻せるのです。