書籍「スマートフォン戦争」でAppleの戦略を復習する。

マイコミ新書の「スマートフォン戦争
出版コンサルタントの藤田大輔さんから献本いただいた。
商売柄とても気になるテーマなので、早速読んでみました。

まず、感じたのは著者福多利夫氏の日本のケータイへの愛情です。
著書の中で書かれていますが、この15年の日本のケータイの変遷を読んでいると
自分のビジネスマンの人生にもリンクして、なかなか感慨深いモノがありました。
そして時代はクラウド全盛、iPhoneとAndroidの戦争が日々繰り広げられています。
実際、Appleとサムスンの訴訟合戦は激しさを増しています。

実はこの「スマートフォン戦争 」は
マーケティング本と入門書としても読めます。
マーケティング担当の方にはあたりまえの話かもしれませんが
垂直統合ビジネスをiPhoneで説明し
Androidは水平分業という内容はマーケティング初心者の方にも
分かりやすいのではないでしょうか?

また、AppleファンをiTunesで獲得するくだりは
自分も全くこの戦略で熱狂的ユーザーになったので
読みながら思わず笑ってしまいました。
以下「なぜアップルはスマートフォン市場に参入したか?」のチャプターから引用
「アイチューンズはフリーソフトであり、
ウィンドウズパソコンでも使用できます。
ですから、アイチューンズをシステムの中心に据えても
アイチューンズが普及するだけで、
直接的にはマックのシェアが増えるとは限りません。
しかし。アイチューンズを使いこなすうちに、
自然とアイチューンズユーザーは、
マックへの親和性が高められのです。」 

この戦略が成功して、AppleのPCでのシェアは高まり
いまではAppleは時価総額世界一の会社として君臨しています。

今後ケータイ=スマホという時代が日本にも来ます。
その未来像に関しての著者の予測や希望もケータイ愛に包まれています。
詳細は「スマートフォン戦争 をご一読ください。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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