Phonedog.comのtwitter訴訟。ソーシャルメディアでの影響力が価値になる?

ソーシャルメディアが普及してくると当然、様々な問題が起こってきます。
アメリカは、さすが訴訟国家!
twitterのフォロワーが誰に帰属するかで裁判が起こっているそうです。

NewYorkTimesによるとアメリカのmobile phoneサイトのPhonedog.com
元の従業員と同社のtwitterアカウントの帰属問題で裁判で争っているとのことです。
Noah Kravitzさんは昨年10月まで Phonedog.com
twitterアカウントの担当者としてPhonedog_Noahを運用していたそうです。
このアカウントのフォロワーは1万7千人。
このフォロワーを巡って両者で裁判が行われています。
Noah KravitzさんはPhonedog.com退職後も
アカウント名を@noahkravitz変更して継続使用していますが
このフォロワーの帰属が問題になっています。
裁判はアカウントの所有権と損害賠償を求めた訴えですが
その賠償額がアメリカでは話題になています。

PhoneDog sued, saying the Twitter list was a customer list, 
and seeking damages of $2.50 a month per follower for eight months, 

for a total of $340,000.
Phonedog.comは1フォロワーの月額コストを2.5$と算出して
トータルでの被害総額を34万$としています。
日本円で3000万弱という数字ですが、これは驚きですね。
ソーシャルメディアのフォロワーの価値が裁判で争われるのも
多分初めてのことでしょうし
1フォロー当たりの価値をアメリカの裁判所が
どう判断するのかも興味があります。

また、お互いに言い分はあるのでしょうが、
この裁判を契機に私たちはソーシャルメディアポリシーなどで
twitterアカウントの帰属に関してはルールを明確に作成した方が良さそうです。
日本でもtwitterアカウントで、個人が前面に出て運用されているものも増えています。
やがて日本でも1フォロワーいくらなんて裁判が起こされるのでしょうか?
もし、裁判が起こされたとしたら、日本ではブランド価値の毀損も起きそうです。

いずれにせよ、ソーシャルメディアでの影響力が価値として
評価される時代になってきました。
Kloutスコアなども日本でも、もっと注目されてくるかもしれません。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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