「他人の生活と比較することなく、君自身の生活を楽しめ。」
コンドルセのパラドックスで有名なフランスの政治学者のニコラ・ド・コンドルセの
この言葉の意味を理解すると、人生はとてもハッピーになれます。
他者との比較をすることなく、自分のやりたいことを見つけ
そのことに集中することで、間違いなく時間が有意義になります。
意味のない比較をすることで、悩みが生じ
その悩みによって時間が無駄に消費されたり、心が痛んだりするのです。
私は、他人との比較をしそうになったら
このコンドルセの言葉を思い出すようにしています。
実は、このコンドルセの言葉を思い出したのにも理由があります。
先日から、本田直之さんの新刊思考をやわらかくする授業を読み始めているのですが
この書籍の冒頭の言葉がきっかけになり、ハッピーとは何かを考え始めたからです。
思考をやわらかくする授業は、今年読んだ本の中で一番刺激的で
買ったばかりなのに、何度も読み返しています。
本田直之さんは以下のように、自分の思考について整理しています。
自分の思考は固いのか?柔らかいのか?それは自分ではわからない。
誰もが「自分の思考」を中心に生きているからだ。でも、これだけは言える。性格や年齢とは関係なく、どんな人でも思考はどんどん固くなっている。
そして、その結果、人はつまらい生活を送るようになるのです。
新しい物事を避けたり、否定するようになる。同じような毎日を繰り返すことに、疑問を持てなくなる。知らない誰かに、自分の意見をコントロールされやすくなる。
そして、退屈な同じ生活から抜け出すための答えを教えてくれます。
自分のアタマで、なにをするか選ぶ。自分のアタマで、どうすればいいかを考える。自分のアタマで、勇気を出してやってみる。それさえできれば、誰でも自由になれる。
本田直之さんはこの本で61のセルフイノベーションを紹介しています。
今の時代は「変わったもの」が価値を生みやすくなったと指摘し
みんなと同じ方向を向かなくてもよいとアドバイスしてくれています。
若い人は当然、私のようなおじさんもここから生きるヒントを得られます。
読みながら、私が気になったレッスンタイトルを10個列挙します。
61のレッスンのほとんどが面白いので、ぜひ思考をやわらかくする授業を
しっかりとチェックしてみてください!
『知らない世界をどれだけ、目撃するかによって、人生の満足度が変わる」
『ふだんから意識的に「いつも選ばない方」を選んでいないと
いざというときに冒険できない』
『自分から変わる人には自由があるが、変化を邪魔する人には自由がない。』
『1時間考えるよりも、10分移動した方がクリエイティブだ。』
『大衆に合わせず、とことんオリジナルにこだわる』
『普通の人には嫌われろ。』
『効率的にやるよりも、楽しくやった方がいい。』
『身近な人よりも、外部の人の話を聞く。』
『「できる」と思っている仲間と、できるだけ時間を過ごす。』
「自分より経験の浅い人のアドバイスを聞く。」
多様性と移動が、やはり人生に刺激を与えてくれるカギであることがよくわかります。
自分と似た「変わり者同士」とも、情報発信を通じて、ソーシャルメディアやネットに
フラッグを立てることで、出会いをデザインできるようになったのです。
その出会いから、私も多くのモノを手に入れることができました。
本書でもスタンフォード大学のクランボルツ教授のキャリア理論の
「偶然の出来事や出会い。それを自分の可能性を広げるチャンスとして
活かす事ことが重要だ。」が紹介されています。
実は、人生のキャリアの8割は偶発的な出来事から起こっているのです。
ですから、偶然の出会いをできるだけ数多く経験した方が良いのです。
ソーシャリアルの偶然の出会い=ソーシャルご縁が価値があることを
いつもこのブログで書いていますが、人に流されるように会うことは
とても意味があることなのです。
また、キックスターターのような新しいプラットフォームが次々生まれている中で
アタマを固くしていては、確かにもったいないですね。
知らないこと知識がないことで、損をする時代を私たちは生きているのですから
アタマを固くしている場合ではないのです。
外部の人と話すことで「知ろうともしなかったこと」を聞けるのですから
本当に知りたいことがあるなら、身近ではなく外部の人と話せば、よいのです。
以前、ブログに書いた弱い紐帯をソーシャリアルで持っていれば
いろいろなフィードバックがリアルタイムに得られるのです。
最後に冒頭のコンドルセの名言で今日のブログを終わりにします。
もし、今日の自分が明日の自分と同じであるならば、
今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない。
年をとっても変化を楽しんでいきたいですね。
新刊ソーシャルメディアを武器にするための10カ条は、3月25日に発売予定です。
応援よろしくお願いします。
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