仕事を捗らせるための逆転的発想を覚えておこう。HELP!―最強知的“お助け”本(オリバー・バーグマン著)の書評 #習慣化

HELP!―最強知的“お助け”本オリバー・バーグマン著)の邦訳が話題になっていますが
幸せになりたい方はぜひこの本を読み、彼のメソッドを取り入れてみるとよいでしょう。
何度か彼のブログは読んでいたのですが、こうやって一冊にまとまると助かります。
彼のシニカルな視点によって刺激を受けながら、人生を見直すことができるからです。
心理学的アプローチのオリバー・バーグマンの多彩な記事は
よりよく生きるためのヒントが満載で、自分の常識を疑うキッカケにもなります。
久々にワクワクの一冊を見つけたので、何回かに分けてレビューします。

今日は書評の第一回目で仕事を捗らせるための3つのヒントを紹介したいと思います。
彼の考え方を学びながら、行動する読書に繋げたいと思います。
オリバー・バーグマンは『「やる気」は行動の後に起こる』という分析を
しているのですが、自分の例にあてはめても、これには共感します。

「やる気」を起こす方法について書かれた本を読み、精力的で扇動的な講演なんかを聴くと、何らかの行動を起こす前には、まず積極的な気分になる、つまり「やる気」を起こさなければならない、という気にさせられる。しかし、それは形を変えた巧妙な精神的重圧となって、かえって問題を深刻化させるという皮肉な結果に終わってしまう。もし今現在あなたの気分が優れず、また当分の間気分が晴れる見込みもない場合はどうか?あるいは、物事を始めたばかりで、何の予備知識もないときはどうか?こんなときに「やる気」を起こせと言われても無理な相談だろう。要するに、「やる気」は後になって顔を出すものなのだ。

やる気という車体を作っても、それを動かすエンジンがなければ
車は重い物体でしかなく動きません。
気分が悪かったり、方法を知らなければ、アクションは起こせません。
やる気は後になって顔を出すものだと覚えておけば
イヤな気持ちにならなくてすみます。
やる気を持つ事で、イヤなストレスを感じたら元も子もありません。
このやる気のルールを覚えておけば、自分の感情をコントロールできるようになります。
「やる気」は行動の後に起こる』のであれば
まずは少しの時間でもよいので、アクションを起こすことが大事ですね。

何か仕事を始める際、「やりたくない」という抵抗感を覚えることがある。これは意味のある兆候で、あなたの心の中に恐れや不安を目覚めさせ、「先延ばし症候群」を引き起こすものである。そんなとき、「何であれ、一番やりたくないことに挑戦しなさい」という格言をあなたの人生哲学にするといい。作家のスティーブン・プレスフィールドが、そのもったいぶった、しかしなかなか興味深い内容の『やりとげる力』(宇佐和通訳、筑摩書房)という本で述べているように、「物事がわれわれの精神の進化にとって重要であればあるほど、それを実行するにはより大きな抵抗感を覚えるのである」

抵抗を感じたらチャンスだという考え方が
最近になってやっと理解できるようになりました。
「物事がわれわれの精神の進化にとって重要であればあるほど、
それを実行するにはより大きな抵抗感を覚えるのである」という
スティーブン・プレスフィールドの言葉は響きます。

大きな抵抗感を感じたら、それを先延ばしにせずにやり方を考えれば良いのです。

その時には前回のブログでご紹介したブライアン・トレーシー
サラミ・スライス法やスイスチーズ法が役に立ちます。

スケジュールは余暇のために作る!という逆転の発想も面白いです。

先延ばし症候群というのは、「やらなければならない」と信じることへの反逆である。自分自身の心に向かって「早くやりなさい」と叫べば叫ぶほど、この反逆心はますます強固なものになっていくのだ。心理学者のネイル・A・フィオーレは著書『戦略的グズ克服術 ナウ ハビット』(菅靖彦訳、河出書房新社)で、「アンスケジュール(予定されない時間)」を維持する習慣を身につけなさい、と言っている。どういうことかというと余暇の活動計画は立てるが、仕事についてはそれが済んだ後で実際にかかった時間を記録する、というものだ。もし、1日のうち何時間かを仕事の時間に割り当てる計画を立てたとする。実際に働いた時間が予定より少なかった場合(仕事が予定より早く済んだ場合)、余った時間は仕事をしなかった負の時間として記録される。しかし、はなからそんな計画を立てずに仕事をすれば、仕事に費やした正味の時間だけを成果として記録することができるのだ。

スケジュールの考え方を仕事中心から余暇型に変えることで
自分のやった仕事をより評価できるという考え方は新しいですね。
行動は5分でも評価されるのであれば、イヤなことでもすぐに取りかかれます。
これも私がいつも書いているベイビーステップに近い考え方ですが
余暇中心にスケジュールを立てるという発想が新しく
行動のモチベーションになりそうな気がしているので
私の未来行動のための新しいキーワードにしたいと思いました。

仕事を捗らせるための3つのヒントを再度整理します。
■『「やる気」は行動の後に起こる』
抵抗を感じたらチャンス
スケジュールは余暇のために作る!

今日も読んでくださり、ありがとうございます。
  
Photo Credit

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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