質問は自分の思いこみを変えることができます。
自分を成長させる学ぶ人の視点を採用すると
世の中の景色が自分中心から、他者との関係に変わります。
相手との関係に役立つものは何か?
相手のほめるべきところはどこか?に集中できるようになり
人間関係やコミュニケーションが円滑になります。
かのドラッカーはマネジメントの中で
コミュニケーションの真髄を以下のように書いています。
コミュニケーションは、受け手の価値観、欲求、目的に合致するとき強力となる。合致しないとき、まったく受けつけられないか、抵抗される。
コミュニケーションは相手の価値観や目的に合致しないと意味をなさないのであれば
独りよがりの思考法では、うまくいくわけがないのです。
すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング
(マリリー・G・アダムス著)の中に、この解決方法が書かれています。
相手との関係を構築できる〈学ぶ人の心の状態〉を知っておくと
自分と相手との関係をよりよくできます。
■自分自身・他人を受け入れる
■反応する・思慮深い
■知らないということを尊重する
■柔軟・適応性がある
■AもBもどちらも
■深究的
■違いを重視する
■他人の考え方を考慮
■思いこみに疑問をもつ
■可能性には限界がないと考える
■ふだんの気分:好奇心
まずは、他者を受け入れ、自分が知らないことがあると考えると良さそうです。
違いがあるのは当然で、その違いをしっかり重視すると良いでしょう。
自分の思い込みに疑問を持つことで、新たな知識をゲットできます。
知識社会の進歩はドッグイヤーですから
いくつになっても新たな知識をインプットすべきなのです。
新しい知識こそ若い人から教えてもらうべきで
彼らの話を傾聴する姿勢も大事だと思います。
そのためには、ネットワークの拡大が欠かせません。
好奇心を持っていろいろな人と接し、知識をインプットしていきたいものです。
著者のマリリー・G・アダムスは
理想の人間関係を以下のように説明しています。
■Win-Win(自分も相手も勝つ)の関係
■人とのつながりを感じる
■違いを重視する
■対話する
■論評する
■人の話を聞くときは事実に注目
■理解する
■共通点を見つける
■フィードバックは価値あるものと捉える
■解決、および創造する
相手のことを考え、相手が喜ぶことをまずはイメージしましょう。
自分のメリットから入るとなかなかうまくいきません。
先日もあるミーティングで、相手のメリットが上手に説明できず
こちらの思惑ばかりが先行した提案をしてしまいました。
相手からもそこをつかれ、相手の貴重な時間を無駄にしてしまいました。
「コミュニケーションは、受け手の価値観、欲求、目的に合致するとき強力となる」わけですから
ここを作らない限りうまくいくわけがないのです。
今後は異業種や違う世代のコラボが増えていくはずですが
その時にマリリー・G・アダムスの学ぶ人の思考法を取り入れ
どうすれば相手が喜ぶか?という質問を繰り返すことがポイントです。
私たちは、良い質問を繰り返すことで、自分の行動を変えることができ
その結果、素晴らしい関係を得られるのです。
コミュニケーションを強化するためにも、学ぶ人の思考法を意識したいものです。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
photo credit: Where Is Your Toothbrush? via photopin cc
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