太っているのはただの食べ過ぎだと森拓郎氏は言います。
有酸素運動をするだけでは、痩せられないのです。
運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割(森拓郎著)を読むと
ダイエットの考え方が変わります。
ただ、フィットネスクラブに通うだけでは痩せられないのです。
私は5年間フィットネスクラブに在籍し、運動指導者としてたくさんのクライアントを見てきました。しかし、そこで見たものは、長く在籍しているのに痩せないクラブの会員様達。そして何より、そこで働いているのに痩せないスタッフ達でした。運動をしに来る人と運動を教える人しかいないはずのこの施設。なのに、ダイエットに関しては、効率的な結果を出しているとは決して言えないのです。もちろん、体のセオリーがしっかりわかっている人達は理想的なボディを作っていますが、そうではない人達がこんなにも多いのか、という状況が現実です。
この現実を教えられると、フィットネスクラブに頼るのは危険だと思えてきます。
一旦痩せてもリバウンドがくるなど、ダイエットには落とし穴がたくさんあります。
しっかりと自分をコントロールすることを決めないと
長期的なダイエットは成功しないのです。
ダイエットは、自分の理想の状態を作ることが目標ではありますが、それをいかにスマートに達成することができるかということと 、目標達成後に長期的にそれを維持するということが必要になってきます。しかし、私は断言します。ダイエットを運動だけでなんとかしようとするのは、ハッキリ言って無謀であり、非効率的である!
著者は食事の改善を行わない限り、ダイエットは成功しないと言い切ります。
確かに、私も昨年まで毎日4Km以上歩いていましたが
体重は、まったく変わらず、現状維持が精一杯でした。
しかし、三週間前にファスティングをはじめて
健康的な食事に変えることで、一気に4Kgのダイエットに成功できました。
先週からは1日に1万歩以上歩くことを目標に、ウォーキングも復活しました。
きっと周りからは、苦しいチャレンジに見えているのでしょうが
本人はワクワクしながら、ダイエットに取り組んでいます。
理想の体型、健康を取り戻すという大きな目標のために
多くの本を読んで、学ぶことはとても楽しいことなのです。
本書を読んでいると、コンビニで売っているものは
ほとんど食べたくなくなります。
現代の日本は、肥満や糖尿病を生産するための実験場のように思えてきます。
著者の森氏は市販の加工食品は老化を促し、肥満にもつながると書いています。
多くの精製された食べ物は、基本的にミネラルやビタミンが不足しています。
おまけに、保存料や着色料だらけで、健康によいわけがありません。
実際に市販の食品のカロリーをチェックしてみましょう。
一個の菓子パンの300カロリーを消費するために
私たちは一体どれだけの運動をすればよいのでしょうか?
(運動だけでは痩せられない理由がこれで明確になりました。)
一般的な成人の摂取カロリーの目安は、だいたい1800kcal~2200kcal前後ですから
コンビニの加工品を食べていては、ダイエットなどできるわけがないのです。
本当に痩せたいのなら、私たちは食生活を和食に戻すべきなのです。
ホウレンソウやや人参などの緑黄色野菜とワカメやヒジキなどの海藻類
そして、ゴマやクルミなどの種子類を積極的に食べるようにしましょう。
それに豆類と魚類を意識すれば、OKです。
これらの食品を総称した「マゴワヤサシイ」メニューを食べれば
私たちは痩せられるのです。
マ 豆類
ゴ ゴマなどの種子類
ワ ワカメなどの海藻類
ヤ 緑黄色野菜
サ 小型の魚
シ しいたけなどのキノコ類
イ 芋類
「マゴワヤサシイ」メニューに玄米に味噌汁を食べれば
内臓に負担をかけずに消化吸収できますから、体に負担がかかりません。
まずは、食事を見直すことがダイエットと健康の入り口なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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