私たちは、自分がものを買う動機を知る必要がある。それがわからないと、物質主義の呪縛から解放され、本当の幸せを手に入れることはできないからだ。(ジョシュア・ベッカー)
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ジョシュア・ベッカーのより少ない生き方 ものを手放して豊かになるの
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私たちはものを買う動機を知ることで、ものに支配されずにすみます。
ものを買う動機がわかれば、自分の感情をコントロールできるのです。
自分の心を満足させたり、安心させるために、たいがいの人は余分にものを買ってしまいます。
なにかの劣等感を埋めるために大きな車や家、新しい高価な洋服を買い
その場では満足感を得られますが、何かの拍子で喪失感を感じます。
そして、次の買い物で心を満足させようと買い物を続け、家をものだらけにしてしまうのです。
友達や知り合いに嫉妬して、張り合うためにものを買う人もいます。
また、安心、承認、
たくさんお金を稼げば稼ぐほど、自分の力を誇示するために余計にものを買ってしまいます。
自分の気持ちを買い物で満たそうとしますが、これには際限がないのです。
新しいものが発売されるたびに、心を満たすために新製品を買ってしまうのです。
このように自分のプライドや満足感のために人は買い物を続けてしまいますが
これは終わりのないゲームで、決して勝者にはなれません。
逆に、ものを減らし始めると、すぐにものの限界に気づけます。
一度ものを減らせば、自分の不健全な動機がわかり、ものから離れられるのです。
ものを処分すると人にものを与えたくなると著者のジョシュア・ベッカーは指摘しています。
自分にとって不要なものでも、それを必要としてくれる人がすぐに見つかります。
もうこれ以上ものがいらないとわかれば、私たちはギバー、与える人になれるのです。
与えることで私たちの心は満足します。
この満足感が、私たちに幸せを運んできてくれるのです。
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与えることで、自分が持っているものにより感謝できるようになる。ありのままの自分を認め、与えられるものがあってありがたいと思えるようになる。与える人は、そんなにお金やものを欲しがらない。ものをため込まなくても、他の方法で心が満たされているからだ。
感謝を習慣にすることで、すでに持っているもので満足できるようになります。
そういう人は自分に必要のないものを他人に与えることで
満足感が手に入ることを知っているので、ものに頼らなくなります。
安心するためにたくさんのものを買うのではなく、人に与えることで心を満たすのです。
仲間が持っているものと同じものを持つことで満足することをやめて
今もっているものに感謝するのです。
この感謝の気持ちが、私たちの行動を変えてくれます。
今あるものに感謝し、いらないものを他者に与えることを習慣にすれば
満足感を自然と手に入れられるようになります。
ギバー(与える人)になることが、幸せになるための秘訣なのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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