読書が「自己投資」となるには、読書に費やしたお金と時間よりも多くのリターンを得ることが前提だからです。そのためには、具体的な行動変容によって、自分を変え、現実を変えていく必要があります。(小林正弥)
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稼げるプロの勉強法
小林正弥氏の億を稼ぐ勉強法を読了しました。ビジネスマンは結果を出せない読書をしても意味がありません。読書によって、自分の行動変容ができなければ、その読書は時間の無駄になります。例えば、起業の本を読んで、何も行動しないのであれば、本に費やしたお金と時間からは、新たな価値を生み出せません。起業をするという覚悟をもって本と向き合うことで、はじめて著者が人生をかけてつかんだ知恵を、手に入れられます。自己変容を伴う読書をすることで、本を通じて、著者との知の交流を行えるのです。
学力偏差値とお金を稼ぐための商売偏差値は、大きく異なるものだと著者は言います。
学力偏差値と商売偏差値は、大きく異なります。
学力偏差値を基準にした勉強は、知識量を増やすことが主なので、 これだけではお金になりません。商売偏差値を基準にした勉強は、 顧客に価値を与えることが中心となります。
学ぶとは知識をたくさん溜め込むこと(知識メタボ)ではなく、顧客に価値を与えることなのです。勉強とは顧客価値を高めるためのインプット&アウトプットであり、成長とは顧客に価値を与えることです。そして、顧客価値の対価として、私たちは報酬を得ているのです。報酬を高めたければ、顧客に価値を与える情報をインプットする必要があるのです。
億単位のお金を稼ぐためには、6つの学習キーワードを身につける必要があると著者は言います。
1.カスタマーサクセス(顧客の成功と自分の成功のベクトルを合わせていく)
2.反転学習モデル
3.成功ノート
4.ひとりPDCA会議
5.メンターによるフィードバック
6.学びと成長のコミュニティ
今日はこの中から成功ノートの深掘りをしたいと思います。
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成功ノートとは何か?
商売の不変のルールは、顧客に価値を与えた人が、その対価として報酬を受け取るということ。なので、「成功ノート」には、顧客の成功を定義し、どのようにすれば、それが実現できるのか?を書いていきます。億を稼ぐ勉強は、一貫して、「顧客を成功に導くための勉強」なのです。顧客の成功=あなたの成功、ですから、結果的にあなた自身の成功も実現します。繰り返しになりますが、「人は自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る」のです。
人は自分のための成功ノートは作りますが、顧客視点の成功ノートを書いていません。億を稼ぎたければ、カスタマーサクセスを考え、視点を変える必要があります。
顧客の成功を考えることを第一義の目標にして、そのために思考習慣、行動習慣を変える必要があります。そのために顧客の成功ノートを作るとよいと著者は言います。作り方は簡単で、左ページに顧客の成功と課題、右ページにアイデアを書くと良いと著者は言います。
顧客を成功に導くために必要なことを学び、実践し、成長することで、あなたの報酬は伸びていきます。私は顧客ごとにFacebookメッセンジャーをつくり、お役立ち情報やアイデアを送るようにしています。リアルタイムにアイデアを送り、クライアントと話すことを習慣にすることで、結果を出せるようになりました。
3ヶ月以内の経済状態ではっきりわかります。顧客中心なら経済状況は上向き、自分中心なら経済状況は下がっていきます。また、精神状態にもわかりやすい変化があります。顧客中心なら知恵、情熱が生まれ、自分中心なら悩みが膨らんでいくのです。
顧客中心、カスタマーサクセスの視点を持つことで、収入は上がるのです。自分視点でクライアントと付き合うのをやめ、顧客本位に思考し、行動を続けることが、億を稼ぐ秘訣なのです。
著者は毎朝の瞑想によって成功を想像することで、未来の自分の現実を変えてきました。私も毎朝、神社で瞑想をし、クライアントの成功をイメージしていますが、これは効果があります。絶えず、顧客の成功をイメージし、アンテナを立てることで、インプットとアウトプットの質を高められます。
あなたの勉強は、あなたという商品のマーケティング活動の中心です。役立つ情報発信は顧客開拓、顧客フォローにつながります。結果を出すための戦略、戦術、実戦によって得た知恵は、あなたという商品の付加価値を高めていきます。実務経験がなくても、まずは知識武装なら1人で始められます。「成功ノート」 に顧客成功のノウハウを書くことをせずお客様に会うなど、素手で戦場に赴くようなものです。そして、一番学べるのは、本や研修からではなく、顧客からだということに気づきます。
ビジネスの学びとは、顧客の成功を考えることです。顧客と一緒に切磋琢磨することで、実践の知恵が身につきます。カスタマーサクセスを意識した「成功ノート」を作ることで、自分を成長させられます。実はこのブログは、私にとっての「成功ノート」で、自分のクライアントを勝たせるために書いています。
まとめ
お金を稼ぎたければ、顧客に価値を提供する必要があります。日々、カスタマーサクセスを考え、そのためのインプットとアウトプットを繰り返すべきです。クライアントのための成功ノートを書き、顧客の課題を解決する習慣を身につければ、成功する確率が高まります。
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